記事の内容 なぜ人は科学的に行動できないのか。 なぜ科学による知識は正確に広まらないのか。 なぜ人は事実を受け入れないのか。 科学は、なかなかうけいれられない。それはどうしてなのだろう。 今回は、こうした疑問に正面から取り組んだ本を紹介したい。…
記事の内容 現状の人工知能には、何ができて何ができないのか? それを掴むためには、「知能」ということのそもそもの考察が必要だ。 そのためのいい本を、この記事では紹介したい。知能とはなにか、人工知能の限界とは何か、いろいろな視点が得られる本であ…
記事の内容 今回の記事は、科学の限界について分析します。 科学と知の営みの性質をもう一度考えることで、科学の本性がわかる。そうすることで科学の限界と有効性が見えてきます。 科学という方法の範囲がわかることで、哲学などの他の方法の意味もより明確…
記事の内容 「科学とはなにか」をより考えるためのヒントになる本を紹介したい。 現代の科学技術に囲まれて生きる私たちにとって、科学とはなにかをつかんでおくことは重要である。 マイナスイオンなど、「科学っぽい」情報や商品も多い。それらを信じてしま…
記事の内容 電気回路の塊に過ぎない脳に、なぜ「私」が生じるのか? 私たちも、物体にすぎない。なのに、感情や痛みを感じる。同じ物体である机には意識はない。私たちと机の違いはなんだろう? この意識の謎をよくよく感じてみてほしい。その不思議さに、爆…
記事の内容 「おばあちゃんをうしなった悲しみと、感情中枢の働きのどちらが本質か?」 脳科学で、すべては解決できるのか?? この問いに、ほとんどの現代人はイエスと答えるだろう。みな、無自覚的に科学を万能だと感じているからだ。しかし、上のような問…
記事の内容 「こころ」とはなんだろうか? この謎を解明するためのアプローチには、たくさんある。それらを総括し、道筋を示してくれるのが、「心の哲学」という分野だ。近年の脳科学の成果により、よりスリリングな議論が展開される分野でもある。 はたして…
記事の内容 今回は、戸田山和久氏の「哲学入門」という本を紹介したい。 他の哲学入門書とは、かなり異なる内容になっている。 なぜならば、科学の成果、つまり唯物論者の立場から書かれているからだ。そのため、他の哲学入門で扱うようなソクラテスやニーチ…
記事の内容と問い 「科学リテラシーとはいうが、それはどんなものか?」 「なぜ科学リテラシーは必要なのか?専門家に任せるだけではだめなのか?」 これら問いを考えることができるいい本を今回は紹介したい。 「科学的思考のレッスン 学校では教えてくれな…
記事の内容 科学とは一体なんなのだろう? 私たちは、科学技術に囲まれて生きている。それをとくに痛感するのが、原発事故など、科学技術が牙をむいたときだろう。だからこそ、科学についてみんなで話し合う必要があると思う。 しかし、科学を議論するのは、…
記事の内容 この記事では、ベストセラーになった「言ってはいけない 残酷すぎる真実」という本を改めて紹介します。個人的に重要だと思った箇所を、記事にまとめます。 人間の心は進化によってデザインされたと考える進化心理学や、遺伝に関する話がメインの…
この記事の問いと内容 論理と計算との間には深い関係がある。現在のコンピュータサイエンスでは、その応用範囲は広い。 ・計算可能であるとはどういうことか? →理念 ・具体的には、どのようにして計算は行われるのか? →計算モデル論 ・計算手順をうまく記…
記事の問いと内容 ・GAFAの強さの背景とはなにか? ・GAFAの狙いとはなにか? これらの問いを考えるためのいいヒントを得ることができたのでまとめたい。それは、「思想とテクノロジーの融合」だ。 ダースレイダー氏と宮台真司のラジオからのヒントである。…
記事の問いと内容 「サバイバル番組」をみていて、思うことがあった。 「進化心理学」という考え方をしみじみと実感したのだ。 自然の中で、人間がその身ひとつで生きぬくことの過酷さは半端ない。サバイバル番組を見ていると、この現実をまざまざと見せつけ…
記事の内容 分析哲学という言葉、聞いたことがあるだろうか? 日本での馴染みは薄いのかもしれない。しかし、英米での主流な哲学の一つが分析哲学 である。 ざっくりといううならば、哲学的な議論をする際に、使われる概念をより論理的に分析していこう、と…
記事の問いと内容 自然科学の言語は数学だ、と言われています。 あらゆる自然科学の理論と実験は、数学をベースにしていますよね? 数学は、自然のしくみを説明するのに、なぜこれほどまでに効果的なのでしょう。 今回は、こうした疑問を感じたことがある人…
記事の内容 この記事では、数理論理学、数学基礎論、プログラム理論、計算論などの分野にまたがるおすすめな本を紹介したい。 軸として、「コンピュータは数学者になれるか」という本を挙げたい。この本では、巻末にて、さらなる専門書が紹介されている。こ…
この記事の「問い」と内容 最近体験したとある視点を今回は紹介したい。私は「論理」が気になり、いろいろと勉強していた。そして最近改めて、英語を学習してみた。すると、とても勉強しやすかったのである。 論理学を学んだことが、英文解釈への取り組みや…
この記事の問いと内容 この記事では、「コンピュータは数学者になれるのか 数学基礎論から証明とプログラムの理論へ」という本を紹介したい。数学、論理学、人工知能、プログラムをまたぐ、とんでもなくエキサイティングな本になっている。 ・数学するという…
記事の内容 元から私は、仏教の「空」という真理に興味を持っていた。それはたしかに、論理的に考えれば行き着く場所であるように思えたからだ。 しかし、「論理」もとても魅力的だ。だからこそ、論理をつきつめたウィトゲンシュタインの哲学は、とても学べ…
記事の内容 ゲーデルの不完全性定理についての本を紹介したい。林晋氏の「ゲーデルの謎をとく」だ。 この本は、勉強していくと、疑問に感じるちょうどいいところまで、簡潔に説明してくれている。この薄さで、定理の本質を伝えてくれるのはすごいとおもう。 …
記事の内容 苫米地英人の「スピリチュアリズム」という本を改めて読んでみたい。 令和の時代になったが、日本人は、スピリチュアリズムやオカルトから、自由になれただろうか? あまり変わっていない状況に思える。ただ単に、テレビを見る人が減っただけ、で…
記事の内容 今回は「ベイズの誓い」という本を紹介する。 流行っている人工知能の文脈では、「ベイズ統計」という言葉を耳にすることが多いと思う。しかし、ベイズの本質と人工知能の関係をしっかりとつかむのは、なかなか難しい。 そんな本質的な議論をざっ…
記事の内容 今回は注目されるAI技術の中でも、とくに「強化学習」についてまとめたい。 強化学習の中心概念を知れるいい本に出会うことができたからだ。 その本から、強化学習の基本をおさえたい。 強化学習の基本とは、「価値」という概念だ。 その「価値」…
記事の内容 今回は、「プログラミングのための確率統計」という本を紹介する。 本書は、確率という抽象的な概念を理解するのを助けてくれる。具体的な算数の話に置き換えてくれるからだ。 そのために、「確率とは面積だ」する。 確率統計の初心者にも、ある…
記事の内容 今回の記事では、「圏論の道案内」という本を紹介する。 皆さんは、圏論という数学を聞いたことはあるだろうか? 圏論ってどこか面白そうだぞという人に、さらに興味を持ってもらえるような記事にしたい。 初心者でも、抽象的な圏論の世界の香り…
記事の内容 「ウィトゲンシュタインはこう考えた」という本の内容から、いくつかの点をまとめる。 完全に、ウィトゲンシュタインの哲学に興味がある人向けの記事になる。 ・言語と論理の関係 ・言語と私の関係 ・私と世界の関係 などなど、彼の哲学に興味を…
記事の内容 遺伝とわたしたちの関係について見直すことのできる本を紹介する。 行動遺伝学が専門の安藤寿康氏の本だ。 遺伝子に関する研究成果がどんどん出てきている現在、今を生きる私たちも「遺伝と能力」の関係について正しく知っておくべきだと思う。 …
記事の内容 ゲーデルの不完全性定理について、私は数冊本を読んでいる。今回は、とある一冊の内容をまとめたい。 「不完全性定理」に興味がある人におすすめな記事になる。 今回紹介する本は、野崎昭弘氏の「不完全性定理 数学的体系のあゆみ」だ。 タイトル…
記事の内容 今回は、「分析哲学講義(青山拓央)」という本を紹介する。 分析哲学とは、あまり聞き慣れない言葉かもしれない。しかし、英米哲学では、分析哲学が柱になっている。 一般的に哲学と言われるものと線引きは難しいが、特徴は、我々の言語による認…