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笑えるバカホラーなのに感動できる メタホラーの傑作「ファイナルガールズ」 ネタバレ・感想

記事の内容

本記事では、映画「ファイナルガールズ 惨劇のシナリオ」を紹介したい。

 

ホラーコメディに分類されるが、隠れた名作として一部では話題になっている。その評価は高い。

 

 

・ホラー映画のお約束を逆手に取ったおバカキャラのぶっ飛び具合

・母と娘の絆と成長

 

この2点の描き方がとてもうまかった。どちらもしっかりと見せ場があり、そこら辺の中途半端な映画とは違う。

 

ホラー映画好きにも、そうでない人にもおすすめできる映画だ。

 

それでは、あらすじと感想を書いていきたい。

 

 

 

 

 

あらすじ

 

本作の主人公は、大学生女子のマックス。彼女の母親アマンダは女優であり、一部でカルト的人気になっている『血まみれのキャンプ場』という映画に出演していた。

 

しかし、3年前に事故でアマンダは亡くなってしまう。

 

大学の友達にさそわれ、母親の出演作である『血まみれのキャンプ場』の上映会に行くマックス。上映中に発生した火災から逃げるために、マックスと友人たちは、上映中のスクリーンを切り裂いて避難しようとする。

 

しかし、たどり着いた先は、映画の中だった。

 

 

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舞台は、コテコテなホラー映画の中

 

その映画の内容が、これまたいい。

 

お約束だらけの典型的なホラー映画なのだ。大枠は、あの13日の金曜日、ジェイソンのオマージュになっている。

 

もちろん場所は、キャンプ場だ。

 

そこにおバカな大学生たちがやってくる。彼らを襲い始めるのが、殺人鬼であるビリーである。ほとんどジェイソンと設定が同じ。

 

このコテコテなホラー映画の要素を、この映画はこれでもかと主張してくれる。そこが絶妙におもしろいのだ。だから、ホラーコメディというジャンルに分類されるのだろう。

 

 

 

 

 

お約束なキャラたちが強烈

 

こうしたホラー映画のお約束とは、Hをする、服を脱ぐ、などをしてしまう殺人鬼に襲われるというものだ。さまざまなホラー映画で、こうしたシーンが数多くある。

 

この『血まみれのキャンプ場』という映画の登場キャラも、ヤりたくてたまらない男と女である。

 

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引用『ファイナルガールズ 惨劇のシナリオ』

 

常に下ネタをいい、思考力皆無な男。彼はつねにヤることしか考えておらず、そのつど馬鹿な顔芸を披露してくれる。

 

常に服を脱ぎたくてたまらない女。彼女も思考力皆無である。楽しむことしか考えていない。

 

この二人のキャラが強烈。ホラー映画が好きな人ほど、彼らのキャラの狂いぶりが面白いとおもう。このキャラが見れるだけでも、この映画を見る価値はある。

 

 

 

 

 

映画の中で母親と再会

 

主人公マックスは、映画の中で母親であるアマンダと再会する。しかし、アマンダはもちろん映画の中のキャラであるため、マックスのことは知らない。

 

そんなアマンダの役どころは、シャイな女の子という設定。彼女は、Hシーンで殺人鬼ビリーに殺されてしまうのが筋書きである。

 

マックスは、そんな母親を守ろうとする。

 

ホラー映画のお約束通り、Hなシーンになれば殺人鬼が来てしまう。マックスや友人たちは、必死で映画のキャラたちを止めようする。しかし、彼らは、本当のバカなのだ。まさにヤることしか考えていない。この様が異様におもしろい。

 

これを逆手に取ったマックス達は、殺人鬼をおびきだすための作戦を練る。おバカ女キャラのセクシーダンスをつかうのだ。このシーンのクレイジーさは、映画史にのこるレベルではないだろうか(笑)

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ファイナルガールは誰か?

マックス達は、この映画内からどうやって出ればいいのか話し合う。その結果、映画が終わればいいのだと気が付く。

 

映画が終わるには、殺人鬼であるビリーを倒す必要がある。

 

ここでまたホラー映画のお約束が!!

それが、「ファイナルガール」である。

清純で処女、そして、最後の生き残りになることが条件である。

 

マックス達は、アマンダにファイナルガールになってもらおうとする。しかし、アマンダは自分に自信がない。

 

「どうせ私はただのシャイな女の子」

 

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引用『ファイナルガールズ 惨劇のシナリオ』

マックスは、母親を励ます。このシーンがいい。

 

映画の筋書きがかわり、マックス達も殺人鬼の対象になってしまう。つまり、マックス達も含めて、誰かが一人だけ生き残らなければならないのだ。

 

残ったのは、マックスとその母であるアマンダ。

 

ここでアマンダがとった決断こそ、感動ポイント。彼女は、マックスをファイナルガールにするために、自らの命をささげる。外に出て服を脱ぎ、セクシーダンス。案の定、あらわれた殺人鬼びりーにより、アマンダは殺されてしまう。

 

その瞬間、マックスが覚醒する。

 

急に、アクション映画のようになっていく(笑)

 

マックスと殺人鬼ビリーの一騎打ちだ。

 

マックスがなんとか、ビリーの首をはねる。

 

ここで映画は終わり、その世界の空にエンドロールが流れ始める。このシーンは、画としてもとてもおしゃれだ。

 

そして、マックス達は病院で目が覚める。殺された友人たちも一緒だった。安堵したマックス達だったが、病院に殺人鬼ビリーがあらわれ、part2がはじまる予感をのこし、本作は終わる。

 

 

 

 

 

 

まとめ

みなさんは、どのような感想を持ったでしょうか?

 

おバカホラーとして笑え、そして感動できるところもある。とてもいい映画だと思います。

 

メタホラーというジャンルはいいですね。ホラー映画好きには、やっぱりうれしい。

 

他にも、いろいろなメタホラーを見ていきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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