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ジョーカー 【完全ネタバレ・感想】 狂気に満ち満ちた鬱映画? ラストシーンの意味とは?

記事の内容

2019/10/4に、ついに公開された映画「ジョーカー」。

 

予告編から、期待が膨らんでいた人も多いはずです。前評判も相当たかく、「アカデミー賞確実か」ともいわれていますね。

 

さっそく見てきたので、完全ネタバレ記事を書きたいと思います。

 

ストーリーのネタバレ、見どころなど、まだ見ていない人は注意です!!

 

 

 

ジョーカー

 

www.youtube.com

 

監督:トッド・フィリップス

キャスト:ホアキン・フェニックスロバート・デニーロなど

 

トッド・フィリップスは、「ハングオーバーシリーズ」などが有名。

 

 

 

 

 

ジョーカー ストーリーネタバレ

 

母と2人暮らしのアーサー。

彼には、コメディアンになるという夢があった。

 

彼には、突発的に笑ってしまうという持病があった。ピエロとしての仕事をしつつも、うまくいかない日々が続く。

 

彼には精神病院に入院していた過去がある。その治療のために現在でも、定期的にカウンセリングに行っている。薬も飲んでいる。

 

仕事中に少年たちに襲われたことがきっかけに、同僚から銃を渡される。

 

しかし、病院で子供たちを楽しませるピエロの仕事中に、銃を落としてしまう。銃の件で同僚にはめられ、仕事を首になるアーサー。

 

その帰り道、地下鉄に乗っていると、3人組の男に襲われる。そんな中、アーサーは男たちを撃ち殺してしまう。スッキリした表情のアーサー。ここから彼は、本当の狂気の道を進んでいく。

 

一方、世間では富裕層と底辺の格差が広がっていた。そこで起きたエリートサラリーマン3人の殺害事件。犯人はピエロの格好をしていたことから、世間では、ピエロの格好で富裕層へのデモ行動をすることが広まりつつあった。

 

しかし、社会保障であるカウンセリングがうちきられてしまう。

 

やや吹っ切れたアーサーは、同じアパートに住むソフィーともいい感じになる。そして、バーでのコメディアンとしての仕事もうまくいく。

 

一緒に暮らしている母の手紙を盗み見たことから、自分の出生に疑問を持つ。母は昔、トーマスウェインの元で働いていたのだ。トーマスウェインは、ゴッサムの市長選に立候補するほどの人物だ。

 

そして母曰く、アーサーの父親が彼だという。アーサーは、トーマスウェインを訪ねる。自分はあんたの息子だ、と泣きつくが、お前の母親はいかれていると、殴られる。実際に母が入院していたという精神病院を訪ね、母のカルテを盗み出す。そこで、母が自分を養子に取ったこと、母の男に自分は激しい虐待を受けていたことを知ってしまう。

 

例の事件で家を訪れた刑事たちを目にし、母は脳卒中で入院してしまう。

 

隣人ソフィーとの恋も自分の幻想だったことに気づく。

 

全てを知り、絶望に落ちたアーサーは、母を枕で窒息死させる。

 

憧れだったマーリーの番組から、オファーが届く。その出演日に、準備しているアーサーの元へ、元同僚たちが訪ねてくる。意地悪をされた同僚を殺し、優しくしてくれた方の同僚は逃してあげるアーサー。

 

髪を緑に染め、ピエロのメイクでマーリーの番組に出演する。そこで、アーサーは「ジョーカー」と紹介してくれと、頼む。

 

徐々に興奮していくアーサー。3人を殺したことを告白し、世間への思いを語る。「誰も自分の存在など知らない」と。

 

「僕には守るものも失うものももうない」

マーリーへも怒りを向けるアーサー。「俺を笑い者にするために呼んだな」と。アーサーは、マーリーを撃ち殺す。

 

ゴッサムの街では、ピエロの格好をしたデモが加速していた。街中が火に包まれている。そんな中、パトカーで連行されるアーサー。彼のパトカーにトラックが激突し、アーサーはひきずり出される。

 

ブルースウェイン(後のバットマン)は、目の前で暴徒に両親を撃ち殺される。

 

デモの中心にアーサーは英雄としてむかえられる。そこでの彼の表情は、ジョーカーそのものだった。彼の笑みは、血で縁取られる。

 

 

 

 

 

今回のジョーカーの特徴

 

普通の男が、ジョーカーになるまでを描く。

 

これは、ダークナイト版のジョーカーが正体不明だったのとは大きく違う。ジョーカーの良さは、この正体不明さにあったと言っていい。

 

しかし、今作が暗示することは、誰もがジョーカーになる可能性があるということだ。現実にも、アーサーのように絶望し、虐げられている人々が存在する。

 

実際に、アーサーの境遇に同感を覚える感想も多い。現代社会でも、格差が広がっている事実がある。

 

アーサーという普通の男が、ジョーカーになるという恐怖がある。さらに、演じるホアキンフェニックスの怪演がとんでもない。

 

彼はずっと笑っている。何層にも変化するその響きは、さまざまな印象を届かせる。

 

生身の人間であるアーサー。それなのに、時折り、「人を超えた表情」を見せる。等身大の人間なのにだ!!このアンバランスな怪奇さに、彼の「笑い」が大きく影響していると思う。

 

 

 

 

ホアキン・フェニックスの怪演

 

本作のもっとも衝撃的な部分こそ、ホアキン演じるジョーカーの存在感だろう。徐々に狂っていくその演技は、絶賛されている。

 

身体も痩せこけ、とても気持ちの悪い様子になっている。等身大の男を演じ切るからこそ、ジョーカーとしての恐怖が増している。

 

もともとのホアキンはの表情は普通にシブかっこいいおじさんである。けれど、アーサーを演じるホアキンは、まさに虐げられた狂人だった。

 

彼の素顔を、今作のジョーカーと比較しておこう。

 

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過去作ジョーカーとの比較も楽しみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取り扱い注意?

 

さて、絶望を描き、鬱映画とも評される今作。アーサーが体験する絶望は、リアルだ。だからこそ、負から生まれるエネルギーは強烈だった。

 

かつての「タクシードライバー」が孤独な男たちに影響を与えたように、今作も人々に響く可能性がある。実際に、アメリカではその可能性が心配されているという。

 

底辺にある男が、格差社会を揺るがす映画でもあるからだ。

 

たしかに、精神が弱っている時にみる映画ではないかもしれない。

 

やはりこの映画は、それほどの可能性に満ちた名作と言えそうだ。

 

 

 

 

ラストシーンの意味とは?

精神病院の個室でカウンセリングを受けているアーサーが映り、この映画は終わる。

 

このラストは何を意味するのだろう?

 

物語の後、あらためて逮捕されたアーサーは精神鑑定の結果、精神病棟にいる。この場合では、狂っている自分を受け入れ、今を楽しんでいる様子から、「ジョーカー」の誕生は確実と言える。

 

他の可能性としては、すべてがアーサーの妄想だった、というものだろうか。

アーサーはずっと精神病棟に入院していて、劇中の物語はすべて彼の妄想だったことになる。彼の妄想という症状は、劇中でも何度も示唆されていた。こっちの説もそれなりに説得力があるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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