面接対策の心理学
就活、転職、受験、あらゆる場面で面接をする機会があります。
そんな面接を突破するために、基本的なポイントはなんなのでしょう?
「何回も面接で落とされた...」
「私、面接は苦手」
面接に苦手意識を抱えている人にとって、悩みは尽きないでしょう。しかし、今回の記事で紹介するように、ポイントを抑えてしまえば、対策をすることは可能です。
なぜ対策をすることが可能なのかも、この記事を読めばわかるはずです。
面接官の心を操れ!無敵の就職心理戦略
今回、まとめる本はこちらです。
メンタリストであるDaigoさんだからこその視点が満載です。心理学に裏打ちされた対策は、やはり本質を突いているでしょう。
さらに、仕事と生き方そのものへの指南もあります。
こちらの動画は、Daigoさんが就活について語っているものです。
好感度で全てが決まる
就活での関門の1つは面接です。
それなら、面接の合否の最も大きな要因は何でしょうか?
それは、好感度です。
面接官への好感度がいかに高いかで決まってしまうのです。
面接官とはいえど、人の能力を客観的に測ることは不可能です。これはあらゆる心理学的な実験から明らかになっています。つまり、人が人と接する際には、必ず認知バイアスが働いてしまうのです。そして、人を評価する際に最も大きな認知バイアスこそ、好感度なのです。
ではどう好感度を上げるのか?
その具体的な作戦をメンタリストである彼は紹介してくれます。
面接官は、第一印象だけで決める。それならば、好感度さえコントロールできれば合格近づくことになります。
そして、好感度は作ることができるのです!!
自己評価をする際の注意点
自分って、結構好感度あるんじゃないかな?こう思ったそこのあなた、自己評価をする際には注意点があります。
人間にはある認知のバイアスがあって、能力を自己評価してもらうと、 70%の人が「自分は真ん中より上」と答えるというのは有名な話です。もちろん、好感度も例外ではありません。
続いて、好感度を上げるための戦略を見ていきます。
好感度を上げるための戦略
・弱点はハロー効果で消せる
人間には、目立つ1つの特徴によって、相手の全体像を想定してしまうという思い込みがあります。逆に言うと、 人の評価は際立った、たった1つの特徴で決まってしまう ということ。
一言でいえば人間の認知能力に限界があるからです。相手の全体像を見ること、その上で総合的に評価することは人間にはまず不可能です。
ハロー効果さえあれば、自分の長所を伸ばすことで、細かな欠点を補うことが簡単にできます。彼も、細かい弱点を補うよりも、自分の具体的でわかりやすい長所を伸ばす方が効率的であると指摘しています。
・知性をつくれ!
ーアイコンタクトをとる。
ーテンポよく大きな声で話す。
ー左右対称の顔がいい。
ー身長を高く見せるため、厚底の靴を履く。
これらは、身体知の観点からも研究してみると面白そうです。
・質問で誘導する
自分を売り込むトークは、相手に「こんな人材が欲しい」と言わせてから。「質問からの承諾先取り」で、面接の流れを支配できる。
このテクニックはすごい。つまり、自分の方から、自分の魅力をアピールするのはマイナスに捉えられかねない。だから、質問して相手が欲しい人材の特徴を答えてから、それならば私はこういう長所がありますというふうにアピールする。これならば、好感度が高くなる。
・自信をつけるために
ー運動すること
ーセロトニンが増える食事
ー瞑想
・罰ゲームリレー
最強の自信がつく方法だろう。ネットで、やりたくない恥ずかしい罰ゲームを調べ、それを1ヵ月間毎日1つずつ実行していく。これはとても面白い自分に自信をつける方法だ。恥ずかしい、失敗したなと思った経験でも、実はたいしたことないんだなぁと実感を繰り返す。そうすることで自分に自信がついていく。
・嘘がバレるかどうか
嘘がばれるかどうかの分かれ目は反応時間である。反応時間がちょっと長いなぁと違和感を持たれてしまうと、嘘センサーに引っかかる。だからこそ面接の前に事前に話す内容を頭の中で考えておく。その中に、ちょっとした嘘が含まれていても構わない。
自分の自由な生き方へ
この本は単なる面接の対策本ではありません。この本の本質は、自分の人生の中で、どのように自分がしたい職を手に入れるのかというものです。だからこそ、どうやったら自分が好きな道を選べるのか、価値観の判断を深めていく手順やアドバイスが詳細に書かれています。
面接対策は、確かに大事です。しかし、最も重要な事は、自分の好きな事は何か、自分がしたい生活はどんなものか、をつかむこと。そういった自分の人生の自由と本質を徹底的に考えることです。それが後悔のない選択をあなたに与えることになります。就活で一般的に重要だと言われる、自己研究とはまた違った方法がこの本では紹介されています。自分の好きな生き方を実現されているDaigoさんから学べることは多いはずです。
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追記
本ブログが誰かの自由につながったのなら、うれしい