遊戯王って楽しいし、頭も鍛えられる!!
突然ですが、遊戯王というカードゲームを知っていますか?
そして、やっていて「頭も鍛えられるじゃん!」と感じたことはないでしょうか?
私自身、そう感じています。楽しみながら頭も鍛えられるカードゲームってすごいですね。
義務教育での、数学教育やプログラミング教育の賛否を見ると、遊戯王を必修にした方がいいんじゃないの?とも思えます笑
今回の記事では、遊戯王と論理的思考について、深堀してみます。
記事を読み終えると、遊戯王と論理的思考の関係について考える材料を手にできるはずです!
遊戯王プレイしていましたか?
漫画やアニメ見ていましたか..?
私は、最近スマホで遊戯王ができるデュエルリンクスが楽しい!!
遊戯王の特徴
遊戯王とは、カードゲームの1種です。そしてカードゲームには、もちろんルールがありますね。そのルールに沿ってゲームを進めていく過程が、かなり厳格で論理的なものなのです。
私自身、子どもの頃に遊戯王をやっていました。カードに書かれている効果を理解し、現状の場面に合わせて、処理を積み重ねていく過程は、いいトレーニングになったように思えます。
たとえば、あるカードの効果の発動に対して、別のカードの効果を発動する。この効果の連鎖が続いて、最終的な処理の結果が決まります。これら一連の流れを貫くのは規則に則った論理です。
他にも、相手の手を推論する力も必要です。与えられた少ないヒントから、正解を推論する。ここに、確率が絡んでくることから、読み間違いも発生します。自分の思惑通りに進むこと、また、それが覆されること、どちらも遊戯王の楽しいところです。
自然と論理的な思考を養われることになります。もちろん、カードゲームなので勝敗も決まります。勝ち負けを競うというのは、やはり人にとって楽しい活動と言えるでしょう。
遊戯王をやったことのない人は、実際に遊戯王のプレイ動画を見てみてください。最近だと、様々なyoutuberの方々が動画をあげてくれています。カードのルールに基づいた、論理的なやり取りを感じ取れるはずです。
プログラミング、アルゴリズム
最近話題のプログラミングですが、これもあるルールに則ってパズルのように処理を組み上げていくものです。コンピュータは、事前に決められたことしか理解できないので、そのルールにそって人間も指示する必要があります。コンピュータにやらせたい処理の手順を書いていくのがプログラミングです。
アルゴリズムというものは、簡単にいうと計算の手順のことです。
「アルゴリズム」というのは、コンピューターで計算を行うときの「計算方法」のことなんですが、広く考えれば、何か物事を行うときの「やり方」のことだと言っていいでしょう。その「やり方」を工夫して、より良いやり方を見つけよう、というのが、アルゴリズムの研究です。同じ計算を行うんだったら、いい方法でやればより速く計算できますね、ということです。
この場面の時には処理Aを、他の場面の時には処理Bを、などと状況に応じた処理を決めていきます。何回も同じ手続きをやらせたり、そのループから抜け出す方法を決めたり、論理的に構造を作る必要があります。
この手続きの論理さこそ、遊戯王のようなカードゲームと似ているところです。遊戯王でも、無限ループというコンボが活躍する瞬間がありましたね。まさに、アルゴリズムっぽい!!!
計算の手続きっていうけど、「計算」ってなんなの??と突っ込みたい人もいるかもしれません。計算というものを、数学的に定義していく計算論という分野もあります。なかなか面白いですよ。次のような本が入門にいいかもしれません。
計算論の基礎を築いたのが、あの有名なチューリング。彼のことを知る入門としては、面白い映画がいいかもしれません。
数学との類似点
数学でも、論理的思考は必要です。「数学とはなんなのか?」という問いは大きすぎますが、そのある側面に「論理」は大きく関係しているでしょう。
例えば、数学では証明という作業が必要ですが、厳密に決められたルールに則っとる必要があります。認められた論理という手順に沿っていなければ、その証明は保証されないのです。
また、数学の中でも、証明そのものを考えた数理論理学という分野があります。数理論理学では、証明そのものが形式化され「推論規則」というルールのもとで手続きが定まっています。ここでも、規則に従いながら、手続きを論理的に遂行していくことが求められます。
数学とコンピュータ、数理論理学の本としては、次のものがおすすめです。記事でも紹介しています。
論理ってなんなの?
ここまで、「論理」という言葉を何度も使ってきましたが、いったいなんなのでしょう?
論理って、結局何なの?
実は、定義するのが難しい。
定義する人の立場によって、微妙に定義も違います。
1 考えや議論などを進めていく筋道。思考や論証の組み立て。思考の妥当性が保証される法則や形式。「
論理 に飛躍がある」
2 事物の間にある法則的な連関。
3 「論理学」の略。
もっとも厳密に体系化されているのが、先ほどの数理論理学といえます。
論理のもっとも基本的な特徴として、ある性質が挙げられます。次のような「推論」です。「思考の妥当性が保証される法則や形式」の基礎として、以下の三段論法が有名ですね。
人間、死ぬ、ソクラテスという3つの言葉の意味をどのように変えても、「人間はすべて死ぬ」と「ソクラテスは人間である」が正しいときに、常に、「ソクラテスは死ぬ」も正しくなる
この推論関係こそが、論理というものの本質的な特徴であるといえます。(実は、いろいろと議論が多く、これ以上深堀するのは...)
詳しくは、次の記事に書いています。
遊戯王を楽しんでいると、自然に推論力も鍛えられますね!!
まとめ
・遊戯王は、論理的思考、推論力が鍛えられる
・プログラミング、アルゴリズムにも重要な能力
・数学においても、論理は基本
追記
誰かの自由につながったのなら、私はうれしい。