記事の内容
・グローバル化の本質とは?
・資本主義の本質とは?
・賃金格差はどうなっていくのか?
・幸せに生きる方法とは?
これらをテーマに、堀江貴文氏が語っていたことが有益だった。彼はこれら事実を元に、未来を分析するのがうまい。とても、理にかなっている考え方だと思う。
今回の記事では、彼の論点をまとめ、いくつか補足したい。
堀江貴文 国は溶けていく 格差拡大
こちらの動画から、話を引用させてもらう。
国は溶けていく。
グローバル化により、世界的に情報が共有される。
そうなると、なんで日本人はケニア人より給料高いの!?と疑問が起こる。なぜ同じ人間なのに賃金違うの?となる。
だから、国境を越えて、賃金は標準化される。
現在の世界的な格差は大きい。この世界の格差は小さくなっていく。逆に、日本内の格差は広がる。
お金だけを見て格差だと考える方がおかしい。
お金持ちより、時間待ちの方が幸せかもしれない。
幸福には色んな要素がある。お金だけを見て、格差だと騒ぐのは、それこそ拝金主義だ。違和感を感じる。
なにに幸せをおくのか?
フォーカスの仕方次第。
みんなと同じことをやろうと思ったら難しい。
グローバル化の本質と資本主義
堀江氏の指摘はもっともだと思う。
なんで、発展途上国と比べて、先進国だけが豊かな暮らしをしているのか?
この差に、絶対的な理由はない。
ゆえに、その差はどんどん薄まっていく。実際に、先進国、発展途上国という二分が通用しなくなるほど、国同士の差は小さくなって来ている。
これは、一部で話題になった本、「ファクトフルネス」でも触れられていることだ。
そして、問題なのは賃金である。
グローバル化により、徹底的な資本主義が進む。
徹底的な資本主義とは何か??
それは、全世界の人と価格競争をしなければならないということだ。
これまでは、日本だからということで、日本人の企業が守られていた。しかし、どんどん国という枠がうすくなる。
それを象徴する流れがGAFAなどの巨大多国籍企業だろう。彼らが流通させるプラットフォームにより、国の差がなくサービスを受けることができる。
これにより、日本という枠に守られて来た、日本の大企業の活動が維持できなくなる。
とくに、賃金面で、日本だけ特別視されることがなくなっていく。真のグローバル化により、遠く離れたケニア人と日本人の労働力が平等に比較されることになっていく。よって、現在の日本の賃金レベルを維持できないことは明白だろう。
この分析と、現在の日本人の賃金が下がり続けていることの関係については、さらに分析をしたほうがいい。
(けれど、統計不正が発覚したこの日本という国において、データは信用できるのだろうか?)
コモディティ化
次の記事では、そうしたグローバル化のせいで進む「コモディティ化」という概念に焦点を当てている。今後の働き方を考える上で、絶対に必要な視点だ。
これまでの「人材マーケット」では、資格やTOEICの点数といった、客観的に数値で測定できる指標が重視されてきた。だが、そうした数値は、極端に言えば工業製品のスペックと何も変わりがない。同じ数値であれば、企業側は安く使えるほうを採用するに決まっている。
コモディティ化した人材市場でも、応募者の間で「どれだけ安い給料で働けるか」という給料の値下げ競争が始まる。
勉強をしても、高学歴であっても、技術を身につけたとしても、社会に出てしまえば買い叩かれる。なぜなら、個人であまり差がなく、コモディティ化が進むからだ。さらに、今では日本でも、本当の意味での資本主義が進んでいる。そうなれば、「より安く雇いたい!!」と雇う側が思うのは当たり前である。
どこに幸せを置くか?
賃金が少なくなっていくことは避けられない。
ならば、幸せに生きることは不可能なのか?
いや、幸せをどこにおくのかが大事だという。本来、お金面での格差がそのまま、幸せの格差にはなるべきではない!
お金以外の自分が幸せに生きれる価値観を持つことが大事だ。
しかし、現代人のほとんどは「拝金主義」である。この盲目的とも言える拝金主義が、賃金格差がどうしようもなくなることにより、破られる日が来るのだろうか...?
破ることが、あなたの幸せへの一番の近道なのではないか?
いや、けれど、人の欲望の凄さは侮れない。他者よりも裕福な暮らしを望む。その欲望こそが、資本主義を巨大化してきたのだから。
お金以外の部分に幸せを見つける。言葉で言うならば簡単だ。しかし、強固にこの価値観を自分で持てている人は少ない。
その自分の価値観をより確かなものにしてくれるものの1つが、知恵や教養だと思う。知恵や教養こそ、遠回りかもしれないが、あなたの幸せの形を確かなものにしてくれるのではないか?
私は、教養を重要視している。
「教養とは自分がわかることだ」と定義したい。
関連記事
堀江貴文氏の次の本などが、さらに参考になるかもしれない。(画像クリックでAmazonへ飛べます!)
本記事が誰かの自由につながったのなら、嬉しい。