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もしブラックジャックが仕事の悩みに答えたら 【書評・まとめ】 彼の振る舞いこそ、現代人を癒す

記事の内容

 

もしも、ブラックジャックが現代人の仕事の悩みにメスを入れたなら??

 

皆さんは、手塚治虫の「ブラックジャック」という作品を読んだことはあるだろうか?

彼の振る舞いや言葉からは、本当に多くのことを学べる。

 

「普遍的な鋭さ」があると思う。だからこそ、時代を超えて愛される作品なのだろう。

 

今回の記事では、「もしブラックジャックが仕事の悩みに答えたら」という本を紹介する。

 

 

 

 

 

 

もしブラックジャックが仕事の悩みに答えたら 尾崎健一

 

 

本書の内容は、ズバリタイトルの通り。

人は、アドバイスの内容よりも、「誰がそれを言ったのか」ということを重視する。それならば、あのブラックジャックの鋭い言葉ならば、みんなに届くのではないか。

 

そんなアイデアのもと書かれた本だ。

 

私個人としては、ブラックジャックの大ファンだ。だから、すぐに面白そうなテーマの本だな、と思えた。

 

しかし、今の若者の世代など、ブラックジャックをあまり知らない世代には、届きにくいかもしれない。ブラックジャックを読んで、彼に尊敬の念を持っておく必要がある。

 

しかし、彼の言葉は普遍的に鋭いものだ。だから、言葉の内容そのものは、誰にとっても役に立つ部分があると思う。とくにファンでない人にも、新たな視点の一つとして参考になるはずだ。

 

 それでは、本書からいくつかのテーマをまとめてみる。

 

 

 

 

 

人からの評価を気にするな!!

 

著者は、ブラックジャックの「六等星」というエピソードを引用する。

 

 

人は自分の位置からしか星を見ていない

 

・見かけに惑わされず、評価すること

・他人の評価に関心を持たないこと

 

 

どうしたら、他人の評価から自由になれるのか?

 

私たちには、1等星の方が6等星よりも大きく見えるが、現実はそうではない。その大きさは宇宙のどこからみるかによって変わる。

 

 

 

そして、著者がブラックジャックならこう言うだろう、という言葉を言ってくれる。

 

「周りにいちいち振り回されるな。地球から見た六等星も、他の星から見れば一等星。宇宙空間では自分の軸だけが頼りなんだ。地上でもそれは同じことだろ」

 

 

 

 

 

 

相手を変えるのは至難の技

 

「病院ジャック」というエピソードを引用する。

 

他人の思想や行動を変えることは難しい。できたとしても、自分の思い通りに変えることは、さらに困難だ。

 

そこで、ブラックジャックは、まずは現実を受け入れ覚悟を決める。

他人は変えられないが、自分の行動は変えられる。

 

他人を変えようと躍起になるよりも、自分を変えてみる方がずっと効果がある。

 

 

 

ブラックジャックならこう言うだろう、著者が考えた言葉がこうだ。

 

「私だって暗闇の中で手術なんてしたくないさ。だが、いつ変わるかわからない相手を待つより、早くて確実だかな。ただそれだけだ。」

 

 

 

 

 

今あるものでなんとかする

 

「なんという舌」というエピソードを引用する。

 

わたしたちは、不足ということに敏感だ。そして、それを埋めるような何かを期待してしまう。

 

会社でもそうだ。どの部下にも不満を感じる上司。しかし、やるべきことは、まず、今いる人材を最大限に活かす努力ではないだろうか?

 

現実に今あるものを伸ばしきる、使い切る。これが不足ばかり気にする前にすることなのだろう。

 

 

ブラックジャックならこう言うだろう、と著者が考えた言葉がこうだ。

 

「切りがないな。思い通りにいかないといつまでも文句を言い続けるのか、それとも今あるものでと覚悟を決めて前に進むのか。どっちがいいのか腹をくくることだ。愚痴はそれから聞こうじゃないか」

 

 

 

 

 

行動を起こさなければわからない

 

「気が弱いシラノ」

 

このエピソードでは、シラノという自分に自信がない青年が、気になる女の子のために行動する。その結果、気になる女の子の本当の気持ちに気づくことができる。

 

結果がどうである、とにかく行動をしてみなくてはわからない。不本意な結果だとしても、それはそれで役にたつ。次の行動につなげればいいからだ。

 

うまくやれなかったら戻ればいいし、「うまくやれなかった。自分には合わなかった」と分かること自体に価値がある。

 

 

ブラックジャックならこう言うだろう、と著者が考えた言葉がこうだ。

 

「シラノはとにかく行動を起こしたぞ。まあ、きっかけは褒められたもんじゃないがな。価値があるとわかって行動するんじゃない。行動すること自体に価値があるんだ。

お前さんも覚悟を決めることだな。」

 

 

 

 

 

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やっぱり、ブラックジャックすごい

 

この本を読んでみて、改めてブラックジャッックの凄さを感じれた。

 

彼のすごいところは、いろいろとあると思う。

その中でもとくに特徴的なのが、「覚悟がある」ということではないか?

 

どんなことがあっても、自分の信念を貫き通す強さ。

本当に強い人に見える。普通の人間はブレブレだし、すぐに諦めてしまう。

 

私も、覚悟を決めたならば、自分の人生から余計なものが減っていく気がする。そして、自分の人生で本当にやりたいことにもっと集中できるはずだ。

 

 

 

より詳しくはぜひ本書を読んでほしい。

また、ブラックジャックを読み返したくなること間違いなしだ。