好きをブチ抜く

「好き」をブチ抜く

本、映画、科学、哲学、心理、すごい人の考え方など。あらゆる情報を編集したい。

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 【書評・まとめ】 他人を生きるな!自分のゴールを持て!

記事の内容

 

・頭の中がモヤモヤする、スッキリしない

・毎日やりたくないことをやっている、やりたいことがわからない

・人生が楽しくない

 

これら悩みの解決にいい本を紹介したい。

苫米地英人の「頭のゴミ」を捨てれば脳は一瞬で目覚める!、だ。

 

自分の人生を本当に楽しむために、毎日イキイキ過ごすために、最高に参考になる本だと思う。本当にやりたいことができる人生にするために、大切なことがわかる。

 

今夏の記事では、いくつかのテーマをまとめてみる。

 

 

 

 

 

 「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 苫米地英人 目次

 

 

目次

 

生産性を下げる「感情のゴミ」を捨てる

「他人のモノサシ」というゴミを捨てる

「これまでの自分」というゴミを捨てる

「マイナスの自己イメージ」というゴミを捨てる

「なりたい自分」になるために まずは「我慢というゴミを捨てる

「自己中心」というゴミを捨てる

「恐怖」というゴミを捨てる

「論理への囚われ」というゴミを捨て「ひらめき脳」を手に入れる

 

 

 

本当の集中状態とは、リラックスしていること。

しかし、常にモヤモヤを抱え、頭の中がスッキリしないという悩みを抱える人は多い

 

そういった「頭のゴミ」を捨てる方法を、著者が解説する。

 

それでは、主要な論点をまとめてみる。

 

 

 

 

 

ゴールと関係ないものはゴミ

 

ゴールを意識すること。

ゴールを意識することで、余計な感情がわかる。

 

目的や目標があれば、それに合わせて視点があがります。つまり、抽象度が上がります。そうすれば、そのゴールの実現にマイナスな感情に振り回されることはありません。心底実現したいことがあるときに、ひたすら昼寝をする人はいないはずです。

 

 

目指すべきは、「嬉しい」「楽しい」「幸せ」という気分ではない。

目指すべきは、ゴール。

 

 

苦しさも楽しさも関係なく、ただひたむきに生きている のです。目的はあくまでゴールに向かっていくこと。ゴールと関係のないものはすべて「ゴミ」です。

 

 

大きなポイントとして、次の3つが挙げられる。

・感情に振り回されるのはゴールがないからだ

・全ての感情を娯楽にせよ

・ゴールに意味のある感情だけを自分に許可せよ

 

 

とにかく、最も大事な点が、自分が本当に成し遂げたいゴールを持つということだ!!!

これが、この本の軸となる。

 

 

 

 

 

あなたは他人を生きている

 

頭がいつも曇っている原因の一つ。それは、自分の頭の中が、「他人のモノサシ」で溢れかえっているからだ。

 

本来、それらは、自分の幸せとは何の関係もない。

 

ハワイで自由に暮らしたいなんていうのも、刷り込みの結果だ。本来、ハワイと自由は何の関係もない。ハワイに行かなければ自由になれないというのこそ、不自由である。

 

私たちとは直接関係を持たない人や物からも、私たちは四六時中、他者のモノサシを刷り込まれています。  雑誌の広告やテレビCMは言うまでもありません。  今あなたが自分の持っている洋服に満足していたとしても、「今年の流行の洋服を着た人物が素敵な出会いでハッピーになる」というストーリーの広告を目にしたときから、あなたは自分の洋服が古臭く、みすぼらしく思えてくるかもしれません。

 

 

メディアや他人を見て「欲しいなあ」「あんなふうになりたいなあ」とそれを求めるということは、自分が自分であることをやめて、他人の思いどおりに生きるということです。

 

 

 

 

 

自らを拠り所にせよ

 

 

釈迦 が言った「 自帰依自灯明」、つまり「自らを拠り所にする」 のです。「今ここにいる自分」を拠り所とし、自己評価とエフィカシーを自分で決めていくのです。

 

そして忘れてはいけないのは、最大のドリーム・キラーは自分自身だということ。ネガティブな自己対話が、あなたの頭のゴミを増やし、あなたの夢を潰す、最大のドリーム・キラーです。

 

 

自分で本当にやりたいゴールを立てる。

ゴールが立ったならば、それに合う価値観だけを自分で選択して受け入れていく。

 

そこに、他人のモノサシのようなゴミを混ぜてはいけない。最大の敵は自分だということに注意。自分で自分の頭をゴミで満たすことになる行為の一つが、ネガティブな言葉。

 

 

 

 

 

自分だけの幸せはありえない

 

 

自分以外の人も一緒に幸せになってこそ、人間の幸せである、それが本当の幸福ではないでしょうか。  先ほど「優越感と幸福感は違う」と言いました。 「優越感」では、快感を得るのは自分だけだからです。その気持ちよさに自分以外の人は入っていません。

 

 

人間の幸せとは、必ず自分以外の人が含まれているもの。だから「自分だけの幸せ」というものはありえないのです。 人間の幸せとは、「みんなが幸せだから、自分も幸せ」と感じるもの。

 

 

脳科学、仏教思想に精通する苫米地氏らしい見解。

圧倒的に抽象度が高い。抽象度の高い幸せこそ、人間が目指すべき幸せだという。

 

また、やりたいことを見つけるための自分探しには、決定的に欠けている視点がある。自分だけの世界で自問自答していても見えてこない。「自分が何をすれば他人は喜ぶだろう?」という視点で考えるべし。

 

次の言葉の意味を痛感させられる人もいるのではないか??

 

いわゆる「自分探し」の人たちの自問の世界には、自分しかいません。他人がいないのです。

 

 

 

宮台真司の次の主張とも近い。やはり、学問を修め、抽象度が高い人たちのたどり着くところは似ているのだろう。

interaction.hatenadiary.jp

 

 

 

 

 

誰かのために行動してみる

 

 

人間は自分のためだけに生きていては幸せにはなれません。自分以外の人のために行動してこそ人は幸せになれるものです。  悩みや不安や怒りで頭がモヤモヤしているのなら、今すぐ試しに、身近な誰かを喜ばせる小さな行動をしてみてください。同僚が仕事のトラブルを抱えているなら、一緒に問題を解決してあげましょう。電車の座席を譲ったり、家族にプレゼントを買って帰るのもよいでしょう。あなたの行動で誰かが喜ぶのを見るとき、あなたの頭のモヤモヤは消えるはずです。

 

うん、シンプルでわかりやすい。この感覚は、誰でも実感したことがあるはずだ。

 

そして、本書は次のようなシンプルな文で、締めくくられる。著者の利他的な思考を感じる。

 

誰かのために行動すること。それが、あなたが頭のゴミを捨て、幸せな人生を生きるために欠かせない一歩です。

 

 

 

 

 

今回まとめたことは、本当にごく一部だ。ぜひ本書を繰り返し読んでみてほしい。それくらい、自分を変えるには、根気がいると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

関連記事

 

interaction.hatenadiary.jp

interaction.hatenadiary.jp

interaction.hatenadiary.jp

interaction.hatenadiary.jp