記事の内容
今回の記事では、メンタリストDaigo氏の指摘を紹介する。
最近話題の「N国党」などについてだ。
どうして彼らの行いが話題になるのか、その裏にある人間心理を鋭く分析してくれている。
そこでは、N国党、れいわ新撰組、文政権の共通点が見えてくるという。
彼の発言の要点をまとめたい。
メンタリストDaigo氏の分析
あくまでも、メンタリストとしての心理的なテクニックに関する話。政治的な内容の良し悪しを議論したいわけではないことに注意。
N国党、れいわ新撰組、文政権。共通の手法がある。
人がはまりやすい手法が使われている、という。
・自転車置き場効果政治家は難しい話をしすぎ。一般大衆はわからない。意見しやすいいことに、私たち一般大衆は反応してしまう。身近な簡単な議論の方が、みんなが議論しやすい。簡単なテーマの方が民衆を動かすことができる。「マツコデラックスをぶっ壊す」というテーマなら、みんながあーだこうだと議論できる。それにわかりやすい記事にもなる。つまり、バズりやすい。文政権複雑な経済状況について議論するよりも、日本を敵にした方が、民衆には分かりやすい。この動きに対する日本の反韓反応も、民衆にとって分かりやすいからこそ広まっている。れいわ新撰組バリアフリー問題など、分かりやすい問題から注目を集めている。
・双極割引長期的よりも短期的なもの、抽象的なものよりも具体的なものに価値を感じてしまうこと長期的にはダイエットという目標があるのに、目の前のスイーツを食べてしまう。すぐに、分かりやすく結果が想像できるものに人間は飛びつく。
この手法が悪いと指摘しているのではない。
政治家は皆やってきたこと。
以下の要素が、人を動かしやすい。
・みんなが議論しやすい、身近なテーマ
・仮想敵を作る
・付帯的で短期的な目標の掲示
・大義名分を添える
短期的な目標で民衆の注目を集め、その裏で粛々と長期的な目標を用意しておく。
認知バイアスを意識
人間はこのような心理的なバイアスからは逃れられない。だからこそ、その都度冷静になる必要がある。
この心理バイアスは本当に厄介なものだ。こうして言語化すれば、自分は大丈夫なように思えるかもしれない。
しかし!!!!
心理バイアスは自分じゃ気がつけない、意識できない場合の方が多いのだ。圧倒的に。
日々の生活には、様々な心理バイアスが溢れている。なぜならば、心がある人が集まって社会ができているのだから。
例えば、有名なものにハロー効果というものがある。
どこか一点が優れていると、他の能力まで優れていると感じてしまうことだ。
日々テレビでニュースを読むアナウンサーを見てみればわかる。美男美女ばかりだ。私たち人間は、美男美女に心理的に弱い。
違和感を感じよう
何か集団的な動きが加速している時、「あれ、おかしくない?」というセンサーを働かせてみるべきだろう。その集団化の理由は、やはり人の心理的な性質をついたものだ。だから、多くの人はその性質から逃れることが難しくなってしまう。
集団化することが良いのか悪いのか、というレベルになるとその都度判断するしかない。ただ、大抵の場合、ある目的のために大衆を誘導する意図がある。だからこそ、本当に自分はそう行動して良いのか、内省するべきだ。
現代は、理性を働かせるためにのテクニックが存在している。心理学の成果もその一つだろう。
他者にいいように利用されていないのか、よくよく冷静になるべきだ。
個人的には、N国党に関しては応援したい。ただ、やはり集団化しやすい動きはある。だからこそ、常に冷静でありたいと思う。
認知バイアスって思ってう以上にヤバイ!!
認知バイアスのヤバさを扱った本として、一部で話題になった本がある。この本が描き出す、人間社会の真の姿がヤバイ。
ぜひ読んでみてほしい。
他者への認知バイアスを必ず持ってしまうのが人間
自分の意識では、無意識くんの仕業に気づけない→認知バイアスを修正できない
他者の客観的な評価は不可能→実力なんてほとんど見てもらえない→では何が大事か?→錯覚資産だ
美男美女は優秀そうだと無意識に思ってしまったり、成功者の言葉は正しいと無意識に思ってしまう。それらは、認知バイアスの一種だ。
この認知バイアスのどこがヤバイのか。
それは、認知バイアスに陥っていることに、自分では気づくことすらできない点です。なぜなら、意識が矛盾だと思ってしまわないように、無意識が判断や記憶を加工してしまう。無意識くんやばすぎ。
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