記事の内容
大人気漫画「ワンパンマン」。
2度もアニメ化もされ、その人気はますます高まっています。
今回の記事では、ヒーロー協会の中でも最も強い、S級1位の存在にせまります。
タツマキやシルバーファングなど、名だたる強キャラたちをおさえる1位こそ、ブラストと呼ばれるヒーローです。
彼についての情報は、原作版でもまだまだ多くはありません。限られた情報をまとめ、ブラストの正体について考察します。
とくに、あの「神」という存在との関係に注目です。
ブラストの登場シーン
原作では、ブラストが登場したのはたった1回だけです。
それまでは、1位として紹介される際には顔すら書かれていませんでした。つまり、S級1位という情報しか、彼については分からなかったのです。
そして、その登場シーンはなんと18年前の描写のみです。まだ子供だったタツマキの前に現れ、彼女を救います。その彼の雄姿は、タツマキにヒーローへの憧れを生じさせます。だから、タツマキはヒーロー活動を続けているのです。
この18年前の描写ですら、その顔ははっきりはしません。
彼は、「趣味でヒーローをやっている」と言います。格好もヒーローの格好です。
この描写が、サイタマに似ていることから、ブラストの正体はサイタマなのでは?と言われています。
ブラストはサイタマなのか??
ネットで長年いわれてきた「ブラスト=サイタマ説」。
結論を言うと、この説はほぼ否定されてといっていいでしょう。
なぜならば、18年前にブラストは登場しているからです。サイタマは、一般のサラリーマンとして過ごしたのち、あの超人的な力を手にします。しかし、これはここ数年の話です。第一に、18年前なら、サイタマもまだ子供なはずです。
ブラストの姿は、子供には見えません。
それに、ブラストの口調に注目してみましょう。
しゃべり方からわかるように、理想的なヒーローのような語り口です。これは、あの無気力なサイタマとは、対照的です。
サイタマとブラストは関係がある?
サイタマはブラストの正体なのだとするならば、新しい設定が必要になってしまいます。サイタマの能力の秘密に、「時間を超えるなにか」がかかわっている、などです。
しかしこれは、サイタマが筋トレだけであの超人的な力を手にしたという、ワンパンマンという作品の特異な設定が色あせてしまいます。こうした力の抜けるような設定こそ、ワンパンマンの魅力でもあるはずです。
以上のことを考えると、サイタマ=ブラストの可能性は低いといえるでしょう。
しかし、サイタマとブラストは何らかの関係があるのではないか?とも考えられます。
けれど、これも「サイタマ」というオンリーワンの存在がかすんでしまうのでは、と感じてしまいます。ワンパンマンは、サイタマという圧倒的な特異点で成り立っているわけです。
しかし、ガロウが人間を超えたように、サイタマのようなリミッターの外れた存在の登場はありえるでしょう。
リミッターの外れた人間がどうなるのか、という点で、いくつかの分岐が存在している可能性があります。
「神」という謎の存在
原作版には、ある謎の存在が登場します。
それが、「神」と呼ばれるものです。ホームレス帝に力を与えた存在として描かれます。最終的に、ホームレス帝から力を奪い、殺しています。
分かっていることは、力を与えたり、没収したりできるということです。そして、人間と会話が可能だということ。
神の目的はあるのでしょうか?人間を憎むホームレス帝に力を授けたところを見ると、人類の敵と言えそうです。
圧倒的な存在感がありますよね。
そして、今回注目したいのは、
この神の正体こそブラストなのではないか?
という説です。
現在、ブラストの行方が分からくなっていること。そして、人間の形をした存在である神。
ブラストが何らかの体験をした結果、ヒーローではなく、人間に敵対する超常の存在になり果ててしまったとも考えられます。
神は、現状ラスボスなのでは?と考えられます。そのラスボスこそ、ヒーロー協会1位であるブラストなのだとしたら、展開的にも盛り上がるでしょう。
それに、サイタマという存在の対こそ、この「神」なのではないでしょうか?
「悟りに近づくサイタマ」 VS 「神」
この構造は面白そうです。
さらなる展開を期待します。原作の進行は遅いので、気長に待ちましょう。
村田版ワンパンマンは、現在20巻まで進んでいるようです。
こちらはガロウ編決着もまだまだですね。
アニメで一気見するなら、アマゾンプライムビデオがおすすめです。1期も2期も見放題で楽しむことができます。
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