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Netflixザ・コール【ネタバレ感想】ラストシーンを考察 時を超えた女の愛と憎しみ

記事の内容

ネットフリックスで配信された韓国映画『ザ・コール』。

 

配信されるやいなや、高評価の声がかなり聞こえてきています。

 

個人的にもとても楽しめた作品でした!!

 

今回の記事では、この作品のネタバレ感想をまとめるとともに、個人的に考察もしていきたいと思います。とくに、ラストシーンの意味に注目です。

 

それでは、目次をご覧ください。

まだ見ていない方はご注意を。

  

 

 

 

ザ・コール

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【原題】
콜(英題:call)

【監督】
イ・チュンヒョン

【脚本】
ガン・ソンジュ、イ・チュンヒョン

【キャスト】
パク・シネ、チョン・ジョンソ、キム・ソンリョン、イエル、パク・ホサン、オ・ジョンセ、イ・ドンフィ、オム・チェヨン

 

 

パク・シネとチョン・ジョンソのW主演。

とくに、チョン・ジョンソの演技と存在感が圧倒的。

 

この映画を見た人ならわかるとおもうが、彼女の役は殺人鬼である。躊躇なく邪魔者を殺していく。そんな彼女の演技はとんでもなく恐ろしい。そして、彼女の怪しく狂気的な美貌も際立っている。

 

 

 

あらすじ

 

2019年、自分のスマホをなくしてしまった28歳のソヨン。

 

家にあった古い電話をかわりに使ってみる。すると、その電話にヨンスクという女性がら連絡がかかってくる。よく調べてみると、ヨンスクは1999年の同じ家にいる28歳の女性だということが判明する。

 

20年という時をこえて仲良くなっていく二人。

 

時間をこえた友情映画かと思いきや、この映画はおもわぬ展開をみせていく...

 

 

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パク・シネとチョン・ジョンソ

 

この二人の関係性の急転こそ、この映画の見どころになる。

 

 

 

 

 

つながる未来と過去

 

この作品の見どころの一つは、未来と過去の関係だ。タイムトラベルもののお約束だ。過去に起こった出来事は未来を変える。過去にある人を殺したのならば、その人が存在しない未来に変わってしまう。

 

この因果関係はいい方にも悪い方にも利用できる。ヨンスクとソヨンが友達だった際には、いい改変をした。過去にいるヨンスクがソヨンの家に起こる火事を阻止する。その結果、死ぬ運命だったソヨンの父は助かる。未来が書き変わり、ソヨンの一家は父の生存のおかげで裕福になる。ソヨンは幸せな家庭を実感する。

 

しかし、状況は徐々に悪くなっていく。ソヨンはヨンスクの相手をする機会が減っていく。ヨンスクは母からさらに酷い仕打ちを受ける。ヨンスクはかまってくれないソヨンへ怒りを溜めていく。

 

一方、ソヨンはネットの記事により、ヨンスクが母に殺されてしまうという事実を発見する。そのことを急いでヨンスクに伝えるソヨン。そのおかげで、ヨンスクは助かった。

 

ヨンスクは、自身の母に殺されそうになったことでついに反撃する。その結果、母を殺してしまうのだ。母という檻を破壊したヨンスクは覚醒する。狂気と自由へと。

 

母のバラバラ遺体を、家を訪ねてきたイチゴ農家のお兄さんに発見されてしまう。ヨンスクは彼のことも躊躇なく殺した。

 

その結果、未来が書き変わる。ソヨンはヨンスクが殺人鬼なのではと気づく。

 

時空を超えた友という関係が、一気に激変していく。

 

ソヨンと殺人鬼へと変貌してしまったヨンスクとの時を超えたバトルが始まる。

 

 

 

過去vs未来 過去の絶対的有利さ

 

過去から未来へ時間が進む。これが自然な考え方だ。そのせいで、過去にいる者が圧倒的に有利である。

 

ヨンスクは、過去にいる子どもなソヨンを人質にとればいいのだ。ヨンスクは、ソヨンの父を殺し、さらに子どもソヨンを人質にとる。未来に起こる出来事を知っているソヨンに、警察に捕まらない方法を教えてもらおうとするのだ。

 

ソヨンは未来にいることを逆手に取る。爆発事故が起こる現場に、ヨンスクを誘導したのだ。起こることを知っている未来にいる者に特有の戦略である。

 

その結果、ヨンスクは爆発に巻き込まれるが生き延びる。案の定ヨンスクは怒り、人質に取っている過去のソヨンを攻撃する。未来にいるソヨンはダメージを受けてしまう。

 

このように、過去と未来の構造を利用したある種の心理戦も楽しめる作品だ。とにかくテンポがいい。そのテンポの良さに、二人の激しい感情が乗っかる。この勢いがすばらしい。

 

 

 

女の闘いの結末

 

最終的に、過去と未来で並行して闘いが描かれる。

 

未来では、ソヨンvs熟女ヨンスク。

過去では、ヨンスクvsソヨンの母。

 

熟女ヨンスクの見た目が、48歳にしては若すぎるというツッコミは置いておく(笑)

 

電話をとおしてソヨンとソヨンの母は協力する。過去で母がヨンスクを倒すことで、未来が書き換わり、ヨンスクは助かった。

 

父が死んだ事実は変わらなかった。しかし、母との幸せな日常は守ることができた。

こうしてハッピーにこの映画は一度終わる。

 

 

 

 

 

エンドロール ラストシーンの考察

 

エンドロールにはまだ続きがあった。

 

ソヨンが過去にいる母と電話を通してつながれたように、未来の熟女ヨンスクも過去のヨンスクをつながることができたのだ。そのせいで、未来のヨンスクが過去に警告し、またもや別の未来につながってしまう。

 

ソヨンの母が死に、ヨンスクが生き残るという未来だ。

 

これもすべては、未来にヨンスクが生き残ってしまうという改変が生じてしまったせいだと思う。この決定的な分岐点のせいで、ソヨンが有利な点は消えてしまった。すなわち、殺人鬼であるヨンスクに有利な方向へ歴史が変わってしまったのだ。

 

こうして、ヨンスクが生き残る未来になってしまう。

 

しかし、さらに別の可能性が浮かんでこないだろうか?

 

それは、さらなる改変の可能性だ。未来が変われば、その過程でソヨンにもチャンスが回ってくることになる。だから、さらにソヨンが勝つ未来だって存在できる。

 

しかし、それならばこの戦いには終わりがない。原理的にいくらでも改変できてしまう。

 

そのため、ソヨンとヨンスクの終わりのない争いが示唆される。

 

この作品の「時を超える」ということは、二つの意味だったのではないか。

 

・未来と過去をつなげること

・ループになってしまうこと

 

私には、このように解釈できるラストシーンだった。皆さんはどう感じただろうか?

 

 

 

 

 

 

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