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ザ・プレデター 【ネタバレ感想】 主役はプレデターじゃない?消耗品な男たちの生きざま映画

記事の内容

これまでに公開されているプレデターシリーズのなかの最新作『ザ・プレデター』

 

今回は、ネタバレ感想を書いていきます。

 

本作の見どころについて、自分なりに語ります!当然、ネタバレが含まれますので、まだ見ていない方はご注意を。

 

それでは、目次をご覧ください。

 

 

 

 

ザ・プレデター あらすじ

 

 

家に届いた箱の中に入っていたもので遊んでいた少年は、謎めいた装置を起動させてしまう。装置からシグナルが発信され、さまざまな惑星で生物をハンティングしてきた地球外生命体プレデターがやって来る。地球に到着し狩りを始めて人々を震え上がらせるプレデターに傭兵(ようへい)たちが対抗しようとするが、人知を超越した格闘や殺害のスキル、異種交配を経てきたことで遺伝子レベルであらゆる能力がパワーアップした彼らに苦戦を強いられる。

解説・あらすじ - ザ・プレデター - 作品 - Yahoo!映画

 

 


監督・脚本:シェーン・ブラック
出演:ボイド・ホルブルック、トレヴァンテ・ローズ、オリヴィア・マン、トーマス・ジェーン、キーガン=マイケル・キー、ジェイコブ・トレンブレイ

 

 

 

監督は第1作に出演していた『アイアンマン3』などのシェーン・ブラック。そのため、第一作『プレデター』との類似点をどうしても意識してしまった。この記事では、そうした第一作と比較しながら、内容の感想を考えてみたい。

 

 

 

 

 

主役は、「消耗品」な男たち

 

今回、主役の働きをするのは全員軍人だ。主役であるマッケナはスナイパーである。彼とともに、一時的な仲間として活躍することになるのも軍人たちだ。

 

しかし、彼らは軍人のなかでも居場所のない壊れかけの人物たちだ。まさに、「消耗品」という言葉が似あう。薬漬けの者や、精神がおかしくなっているものたち。

 

そんな彼らのキャラがとにかく濃い。壊れかけの彼らが口にするアメリカ人らしいブラックユーモアの数々。癖になる。

 

プレデターという未知の存在と対峙しているのに、彼らに絶望はない。むしろ、活き活きとしているように見える。こんな明るさが、今作の特徴だと思う。SFホラーらしく、暗くなりがちなプレデターシリーズとしては、異色だとおもう。

 

 

 

 

 

1作目『プレデター』との類似点

軍人たちの物語という点が、まず共通点だ。一作目では、シュワちゃん率いる小隊がプレデターと遭遇する。彼らも、軍の側にとっては、いくらでも代わりのいる存在だった。事実、騙される形でシュワちゃんたちは戦地に行ってしまう。

 

さらに、こちらではプレデターという未知の存在との遭遇は、とにかく絶望的だ。モンスターホラーとして仕上がっている。軍人である屈強な男たちがなすすべもなく、一人ずつ殺されてしまう。

 

そんな中、おのれの肉体一つで立ち向かうシュワちゃんの雄姿が最高にかっこいい。ここが、1作目が名作といわれる所以だろう。

 

軍人という消耗品というを描きつつも、陰と陽という違いがある。

 

『ザ・プレデター』では、壊れかけているからこそ、陽気にプレデターに立ち向かっていけるのかもしれない。最後の最後に、自分の居場所を見つけたからこそ、刹那的なおもしろさ、輝きが見えている。

 

 

 

 

 

新しいプレデターの登場

 

今作のもう一つの魅力は、プレデターについての新しい性質が明らかになることだ。

 

・他の生物のDNAをとりいれ、進化していること

・プレデターのなかにも、いろいろな種族、流派があること

・地球温暖化により人類が滅びる可能性がある。だから、いまのうちにDNAを採取するために、地球に来る回数が増えてきている

・プレデターは暖かい環境を求める。温暖化がすすんだ地球は彼らに適しているかもしれない。

 

そして、今作に登場する新しいプレデターが、「アルティメットプレデター」と呼ばれる存在だ。見た目からその新しさ、違いは明らかだ。身長が3メートルほどもある。

 

デメリットもないようだ。知能なども通常のプレデターと変わらない。

 

 

 

 

 

 

軍人たちの映画だと思えば楽しいが...

 

このアルティメットプレデター相手に、マッケナたち軍人は、一致団結して立ち向かう。

次々にやられていく仲間たち。けれど、不思議と悲壮さはなかった。目的のために、自分の命が亡くなることを、どこか楽しんでいるような描写がいい。ここがクレイジーでグッドだった。

彼らのブラックジョーク、命知らずなノリは、とても楽しめた。

 

しかし、プレデター映画としてみると、今一つなのだとおもう。ここが今作の評価があまりよくない理由なのではないか。

 

プレデターシリーズとして、ファンたちがもとめている新しさが足りないのだろう。それに、細かいところでストーリーが雑ではある。

 

「野生とテクノロジーの融合」「野生というグロさ、怖さ」「立ち向かう人間」こういった、プレデターシリーズの面白さをもっと追及してほしかった。ただただ、大きいプレデターがでてきただけでは、要素としては弱いかもしれない。

 

 

 

 

 

まとめ  

みなさんは、どんな感想をもったでしょうか。

 

プレデターという作品は、とても魅力的だと思う。だから、今後のシリーズも増えていくはずだ。そこで、どんな世界が広がっていくのか期待したい。

 

エイリアンとプレデターの次のからみも、また見てみたい!

 

 

過去作も、また見ておきたい!

 

 

 

 

 

 

 

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