記事の内容
会議の無駄さ。
学生から社会人まで、多くの人が感じていることだと思います。無駄な時間を過ごしてしまっているなあ、と。
それでは、なぜそうした無駄な会議はなくならないのでしょうか。今回は、この問いを考えるいいヒントが得られたので、記事にまとめたいと思います。
会議がなくならない理由にくわえ、新時代に求められる生産性のある働き方などのテーマについて、エッセンスをまとめます。
それでは、目次をご覧ください。
職場にはびこる“ムダ会議“を駆逐するためには?山口周に聞く
AbemaTVのこの放送が、今回の問いを考えるためにとても役に立ちました。この放送内容から、何点かエッセンスをまとめさせてもらいます。
山口周
「経営におけるアートとサイエンスのリバランス」「組織の潜在的創造性の開発」「資本主義とビジネスの未来」等を主な研究領域とする。コーンフェリーのシニアパートナーを務めながら、研究、経営大学院での教職、著作、各種ワークショップの実施、パブリックスピーキングなどに携わる。学部と大学院で哲学・美術史を学んだという特殊な経歴を活かし「人文科学と経営科学の交差点」をテーマに活動を行っている。
wikiより引用
山口周さんの洞察がとても鋭いです。
彼が提唱する生産性のある仕事について、ぜひ本放送を視聴してみてください。
会議の無駄さ
仕事した気になっている。
実際は、価値あるものを生み出せていない。クソ仕事。
そもそも今の時代に会議はいらない。上の世代は、会議で育ってきている。世代間のギャップが大きい。
なぜみんな嫌がってるのに、会議は無くならないのか?
ものすごく会議が好きな人がいるからだ。
上司にとっては、会議は楽しい。部下をいじってればいいから。簡単に仕事をした気になれる。自己満足。
部下の方も、そうした無駄な会議をほったらかしにしているから、現場が変わらない。
会議が好きな人がいるから、会議はなくならない。これは、とても本質的な答えだと思う。そして、それは、会議だけに限ったことではないはずだ。世の中をみてみると、どうしてこんな行動や考え方、慣習が残っているのだろうか、と疑問に感じることが多い。その理由を考えてみると、無駄な会議がなくならない理由と構造が似ている。
つまりは、それをしたがる人間がいるからなのだ。反対勢力である。ほとんどの人がそれをなくしたいと思えば、社会が変わるスピードは速い。例えば、疫病の根絶などがそうだろう。この変化を邪魔する人はほとんどいない。しかし、ほとんどの場合は、人間たちの利害関係が一致しない。その分かりやすい例が、無駄な会議の存在なのだろう。
アマゾンのパワポ禁止
箇条書きを禁止したことの意味。箇条書きは思考停止で書ける。文章にすることで、起承転結があり、論理的な主張になる。
流石、アマゾンである。
山口さんが言う通り、「パワポは思考停止装置」である。分かりやすさ、伝わりやすさも大事ではあるが、生産性という観点から見たときには、もっと大事なこともあるのだろう。すべての基本は、思考停止せず、考えることだ。考えなければ、新しいものは生まれてこない。
情緒的な関係づくり
ただ、雑談するだけの会議があってもいい。2時間ただひたすら顔を合わせて雑談する。一方、大事なことは、メールやツールで連絡、決定しておく。
情緒的な関係作りの場は、必要。議題を検討する場である会議と、顔合わせの場をしっかり分けるべき。ごちゃごちゃではダメ。
この提案は、とても面白いと思う。やはり、いい人間関係は、高いパフォーマンスのためには重要だ。それこそ、無駄に疲れる飲み会などを開くよりかは、業務時間内にこうした場を設けてみるのはどうだろう。
ニュータイプの時代
問題解決型から、エンタメ型へのシフト。
便利さよりも、生きがいへ。
価値を出す方向を切り替える必要がある。正解を出すことの付加価値がなくなってきた。
高尚な仕事をしろと言うわけではない。本人の感情が動くような仕事をすればいい。自然と応援してくれる人が現れる。
現代は、失敗のリスクが少なくなっている。むしろ、チャレンジをしないことの機会損失の方が痛手だ。
まとめ
働き方を考える上でのエッセンスを感じれたでしょうか?
より詳しくは、山口周さんの本へと進んでみてほしい。
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