記事の内容
「金持ちになりたい」という欲望をコントロールすること、これこそ幸福への近道です。
このメッセージを伝えてくれる本を今回は紹介します。
金持ちであるとはどういうことか。
幸福とはどういうことか。
気づきをえられるはずです。
苫米地英人の金持ち脳 捨てることから幸せは始まる
金持ちになりたいのは経済洗脳
なぜあなたは金持ちになりたいと感じるのでしょうか?
実は、「金持ちがいい」と刷り込まれているだけなのです。
恐怖や痛みなどのネガティブな、マイナスな感情を使うのが「悪い洗脳」です。
「金持ちは良い」という思い込みは悪い洗脳です。お金がないことへの恐怖が脳を麻痺させます。
「お金がないと食えなくなりますよ」という恐怖を利用した経済洗脳です。
しかし、現代の日本には生活保護があります。餓死することはほぼありえません。
この経済洗脳は、一見本人の幸福のためのように見えます。しかし、違います。
実は、国家財政のためなのです。国家の論理で税収のためなのです。
「よりたくさんのものが欲しい」というのも刷り込みです。広告代理店のせいです。お金持ちになりたいといったとき、頭の中にイメージしているのは、テレビやSNSで見た情報がほとんどです。
動画という知覚的情報はイメージしやすい、つまり洗脳に使いやすいのです。こうして消費の論理と国家の論理による洗脳が加速します。
お金持ちになりたい人は、あらためて次の問いを考える必要があります。
やりたいこと、欲しいものまで他人に決められていないでしょうか?
本当のお金持ちは資産の量では決まりません。
「必要なものを買うお金に困らない人」が金持ちなのです。
この定義は、本質的です。著者のメッセージがわかります。
お金持ちの定義と脳(考え方)
貧乏脳とはなんでしょうか?
貧乏脳は2つの要素から成ります。それは、不満足脳と低自己評価脳です。これは、生れつきのものではなく、自分で作り出している癖です。
お金持ちとは、必要なものを買うお金に困らない人です。資産の量では定義できません。
収入が少ないのに、少しも貧乏に見えない人もいます。彼らは、たとえ収入が低くても支出が少ないので金持ちです。逆に、不満足脳の人は、高収入を得ていても支出が多いので貧乏なのです。
不満足脳を持っている人は、収支のバランスが取れていません。彼らは、稼いでも稼いでも満足できません。不満足を金で埋められるという幻想を資本主義により植え付けられているのです。広告による洗脳です。
また、自分には稼ぐ能力がないという自信の無さが、低自己評価脳です。一方で、自己評価が高い人は、必要になればお金を稼げる自信をもっています。
同じフリーターでも、正社員になりたいのになれない人は自己評価が低く、好んで正社員にならない人は、自己評価が高く、潜在的金持ちであり、心理的にはすでに金持ちなのです。
お金が減ると貧乏になるのではありません。欲望が増えると貧乏になるのです。
満足の仕方を知っている人間は、決して貧乏脳にはなりません。
くり返しますが、お金もちとは資産の量のことではないのです。
天職をみつける方法
お金持ちとは、資産の量で定義されるものではありません。
必要なものを買うお金に困らない人がお金持ちなのです。
よって、欲望をコントロールできない人こそ、貧乏なのです。
やりたくない仕事をしている人は、貧乏脳から抜け出せない可能性が高いです。
やりたくない仕事をしている人は、満足を仕事の外にもとめてしまいます。
だから、どうしても支出が多くなってしまいます。
すると、どうしても支出と収入のバランスがくずれ、貧乏になります。
金持ち脳になる一番の王道は、仕事から満足を得ることです。
そのためには、好きな仕事をするしかありません。
個人にとっての一番の財産は、人生時間です。
生きている時間を、いかに満ち足りたものにしていくか、これが人生の価値を決めます。
収入が減ったとしても、好きな仕事をするべきです。
好きなことをしている人の生産性は、そうでない人と比べて数百倍もある、という研究もあります。
天職をしている人のもとへは、自然とお金が集まります。
お金は、使い方が上手な人のところに自然と集まってくるのです。
なぜなら、仕事とは、「人より上手に金を使うこと」、そのことで「お金を出した人が得る機能をより高めること」と言い換えることができるからです。
もし、自分の天職はなんだろうかと悩んだ時には、人より自分が金を上手に使えるものはなにか、と考えてみることです。
そして、そこに、社会的な必要性が認められ、マーケットのニーズを見出すことができれば、それがあなたの天職なのです。
追記していきます。