心について学ぶ
こんにちわ、メタといいます。 Follow @kyogoku_meta
心についての本を紹介したい。どれも私にとって、とてもためになった本たちだ。読まずにはいられなかった本と言える。心から自由になるために、私は凄い人たちの知恵を借りずにはいられなかったのだと思う。
なぜそういう本を読まずにはいられなかったのか。悩み、生きづらさ、苦しさ、この文を読んでいるあなたにも思い当たることはあると思う。それら生きづらさの元をたどる旅に出るのは必然なことだった。あなたはどうだろうか?私が色々と歩いてみて、道標になってくれたのは本という師匠だった。そして、教えられたことの根本は、自分の心に自分の心が縛られていたということだ。自由に、生きやすくなるのも自分の心次第なのだということを痛感した。
わたしやあなたと同様に、苦しんで苦しんで克服してきた人たちがたくさんいる。そういう人たちが、本という形で自分の考えを提供してくれているのだ。超頭がいい学者や哲学者なんかが、その一生をかけて何かを考えてくれている。それならば、その本に詰まっている魂の叫びはとんでもなく強力なはずだ。これほど貴重なものってあるだろうか。悩んで迷っている10代の少年少女、高校生大学生にとって最高のプレゼントだと思う。もちろん大人にとってもそうだが。
そう、あなたは一人ではない。本当にありがたい。私は、そういう人たちの力を借りまくることができた。「凄い人」の人生に感染することができた。まさに、身も心ものめり込むことができた。ここで感染という概念に注目したい。こちらで、考察している。
心についての理解が進む=より自由に生きやすくなる
これを、私は身をもって実感できた。様々な書き手にお世話になった。だからこそ、私も誰かに恩返しをしたい。これは、このブログを始めた理由でもある。ジャンル関係なく、広く「心」についての本を紹介する。今回まとめてみて改めて、人の心とは広いものだ、と思えた。心を探求した時、あらゆるものがどんどん繋がっていく。この気づきが最高に面白い。毎回、「うわ、この考えすげえ...」と、驚嘆している。学ぶというこのおもしろさを実感する毎日である。
学ぶ意味、楽しさ、教養についてはこちらで考えている。
確かに私はこれらの本によって、より生きやすくなることができた。日々生きているのだから、みな自分で常に「心」科学をやっているのだ。だから、心についての先人の知恵を借りてみるのはどうだろうか。誰かの自由のきっかけに、貢献することができたならとても嬉しい。
心、脳、哲学、知能
テーマは心脳問題。心と脳の関係を哲学をもって切りくずす。必読。考えて考えまくる哲学凄い。こちらでも紹介しています。
心のはたらきをどう科学でアプローチするのか。認知科学入門にオススメ。
- 作者: Marvin Minsky,マーヴィン・ミンスキー,安西祐一郎
- 出版社/メーカー: 産業図書
- 発売日: 1990/07/01
- メディア: 単行本
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人工知能の権威ミンスキーが心に迫る。心の機能の基礎づけを徹底的していく。心の機能の最小単位ってなんなんだ?
心に関する様々な不思議を哲学で扱う。入門に最適。とくに、クオリア問題がヤバヤバ!!
AI研究の流れと今後の可能性へ。知能という概念の深さを堪能できる。
今のAIには何が足りないか?仏教哲学などの説明も丁寧で良い。
コンピュータは数学者になれるのか? -数学基礎論から証明とプログラムの理論へ-
- 作者: 照井一成
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2015/02/24
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コンピュータには何ができて何ができないのか?数学・論理学がどのようにしてコンピュータの基礎を作っていったのかがわかる。人工知能の基礎としても最高に重要。
「心で認識した世界に、心で数学を感じ取る。それならば、心は数学である」
心脳問題に対して「心が脳を表現する」と指摘する。さらに、テーマが時間、複雑系と進み、記憶や推論の考察もある。
いろんなわたしがいて当然だ!コミュニケーション、自我を見直せる。楽になること間違いなしの概念「分人」。
常識や、他人から刷り込まれる「夢」から自由になる。自分の心を自由にしつつ、本当にやりたいことをしよう。森博嗣という異才の魅力爆発の一冊。
「本当の大人」になるための心理学 心理療法家が説く心の成熟 (集英社新書)
- 作者: 諸富祥彦
- 出版社/メーカー: 集英社
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心の成熟について、きちんと論じられる。
精神分析学ってこんな感じなんだ。哲学的。
脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 (ちくま文庫)
- 作者: 前野隆司
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/11/12
- メディア: 文庫
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心についてなら必読。様々な観点から「私」をとく。「幸福論」に行きつくのが素晴らしい。
無意識、仏教哲学
人間の無意識の性質を明快にとく。凄い本。すべての人間は洗脳されている...それなら、良い洗脳悪い洗脳ってあるの?
無意識さんの力で無敵に生きる ―思い込みを捨て、自由自在の人生を手に入れる方法―
- 作者: 大嶋信頼
- 出版社/メーカー: 青山ライフ出版
- 発売日: 2014/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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無意識に縛られるのではなく、一緒に自由になる。優しい本。
意識と本質。これらがどう言語を通して繋がるか。言語哲学、意識、認識論、禅の入門としてオススメ。井筒俊彦という知の巨人とんでもねえ...
仏教哲学の要、「空」の入門としては最高にわかりやすい。「空」すごいよ、ほんと。
「空」についてはこちらでも紹介しています。
仏教と科学が発見した「幸せの法則」: 「心」と「私」のメカニズムを解き明かす
- 作者: アルボムッレ・スマナサーラ,前野隆司
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2018/01/24
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仏教と幸福論(科学)の対話。仏教が科学を破壊しつつ、包摂していく様が凄い。
コミュニケーション、性愛
コミュニケーションと身体知。身体の重要さがわかる。
性愛を真面目に論じる。社会学者宮台真司とAV監督二村ヒトシによる対談。
なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂)
- 作者: 二村ヒトシ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2014/04/10
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親に開けられてしまうという「心の穴」という概念をぜひ知ってほしい。寄り添ってくれる優しい本。