自分で決めていかないといけないのに...
将来がどうなるか全くわからない。
上の世代がやっていた通りにやっていればいい。これが通用しなくなった。それなら、自分の生き方を自分で決めるしかない。そんな時、求められる技術が「意思決定」だ。
そのための基礎となる技術を、今回紹介する本は提供してくれる。
ディベート=意思決定のための具体的な方法
今回の記事を読み終えると、自由に生きるための方法がわかるはずだ。
- 自分で決めていかないといけないのに...
- 武器としての決断思考
- なぜ学ぶ必要があるのか
- 1 議論は何のためにあるのか
- 2 漠然とした問題を具体的に考える
- 3 どんな時も、メリットとデメリットを比較する
- 4 反論は深く考えるために必要なもの
- 6 情報収集術
- 7 決断するということ
- 教養の大切さ
- まとめ
武器としての決断思考
今回まとめる本がこちら。(画像クリックでamazonへと飛べます)
決断に根拠を与える技術が詰まっている。とても必要な力だと思う。
彼の他の本も、オススメしたいものが多い。次の記事もオススメだ。
なぜ学ぶ必要があるのか
・知識、判断、行動の3つをつなげて考える
・知識ではなく考え方を学ぶ
・エキスパートよりプロフェッショナル
専門を持ったエキスパートはたくさんいるが、全体を見て判断できるプロフェッショナルは少ない
・正解なんてものはない
だから考え方を学ぶ
・「変化に対応できないこと」が最大のリスク
1 議論は何のためにあるのか
・正解ではなく、「今の最善解」を導き出すのがディベート
・賛成側、反対側どちらの意見も持つ
・「結論に至る道筋」が重要
2 漠然とした問題を具体的に考える
・やるか、やらないか、という2択まで具体的にする
こうすることで、実際に行動できると思う。
・問題を小分けにする
3 どんな時も、メリットとデメリットを比較する
・メリットの3条件
内因性 何らかの問題があること
重要性 その問題が深刻であること
解決性 問題がその行動によって解決すること
・デメリットの3条件
発生過程 論題の行動をとった時に、新たな問題が発生過程
深刻性 その問題が深刻であること
固有性 現状ではそのような問題が生じていないこと
4 反論は深く考えるために必要なもの
メリットへの反論
・内因性への反論
そんな問題はそもそもないのでは?
・重要性への反論
大した問題ではないのでは?
・解説性への反論
その方法では解決しないのでは?
デメリットへの反論
・発生過程への反論
新たな問題は生じないのでは?
・深刻性への反論
大した問題ではないのでは?
・固有性への反論
すでにその問題は生じているのでは?
・裏をとるのではなく、逆をとる
同じ意見だけではなく、反対意見の検証するべき
・賛否両論だから決めない、ではダメ
・推論部分を責めよ
演繹、帰納、因果関係にツッコミを入れる
因果関係を特定することの難しさは、次の記事で触れている。データ分析という視点も、大切な教養だと思う。
6 情報収集術
・マスメディアの報道とは逆の意見を集める
・「実は、、、」という本当をついた情報が大事
・全ての人はポジショントークしかしない
自分の立場に基づいた偏見で意見を語る。
・一般論ではなく、「例外」を聞く
・インタビューはなめられたもん勝ち
相手を油断させるほど、本音が聞ける。
・大学受験までの考え方を捨てる
教科書を暗記、鵜呑みにするというやり方は高校生まで。本に書いてあること、偉い人のいうことまでも疑え。情報に接したら、まず疑う。
7 決断するということ
・3条件のうち一つでも潰されたら、全体が崩れる
・生き残ったメリットデメリットを比較する
・判定は、質✖️量✖️確率 で考える
質、、、どれほど重要か
量、、、大きいか小さいか
確率、、、メリットデメリットが起こる確率を想定
・長期的な量に注意
短期的なデメリットが長期的なメリットに逆転されることもありうる。その逆も。
・最後の最後は、主観
ディベート思考とは、客観を経て、主観で判断する方法。
教養の大切さ
最後にこの著者の言葉を載せておきたい。
ディベートをはじめとするリベラルアーツは、あなたの大きな武器となるでしょう。
人間を自由にするのが、学問本来の姿なのです。
著者は、教養の重要性を繰り返し説いている。なぜならば、自由に生きるために必要なものだからだ。私も、様々な教養に触れることで、より自由なものの見方をできるようになった。
だから、教養というものの重要さをもっと考えておきたい。
「教養=自分がわかること」と私は定義したい。
まとめ
記事の構成として、箇条書きのようなものになってしまった。「決断思考」の概略は、皆さんも触れられたと思う。
しかし、大事なことはとにかく実践することだ。そのためには、自分で考えるしかない。そして、正解ではなく「今の最善解」を導き出していってほしい。
さらに、重要なことがある。なんのために「するべきか、しないべきか」という意思決定を重視したのか??
行動するためだ!!!!
行動することが何よりも重要だということは、言うまでもないだろう。
ぜひ、詳しくは本書を読み込んでみてほしい。
本記事が誰かの自由につながったのなら、私は嬉しい。