好きをブチ抜く

「好き」をブチ抜く

本、映画、科学、哲学、心理、すごい人の考え方など。あらゆる情報を編集したい。

女と男 なぜわかりあえないのか【本紹介】男女が異なるという科学的な事実を冷静に受け止める

記事の内容 とにかく、「男と女の違い」というテーマは冷静な議論が難しい。ツイッターなどのSNSでは、つねに、男女差別に関しての話題が飛び交っている。 その中には、まともな意見もあれば、単なる個人的な不満まである。 そうした情報を冷静にさばくため…

無限に魅入られた天才数学者たち【本紹介】無限と数学の歩みについて知れるおすすめの一冊

記事の内容 「無限」とはなんだろうか? 言葉としては知っている人は多い。それに、人類にとって、無限という概念は重要な概念だった。しかし、数学的に分析されるまで時間がかかった。 厳密な論証、分析の体系でもある数学は、無限をどう扱ったのだろうか?…

心はすべて数学である【本紹介】心の正体は数学なのか⁉

記事の内容 とても刺激的なタイトルの本を紹介したい。 津田一郎の『心はすべて数学である』という本だ。 タイトルのとおり、心と数学の関係をたどる面白い本になっている。 数学と何か、心とは何か、この大きな二つの問いを同時に考えることができる。この…

進化とは何か 【本紹介】 ドーキンスによるわかりやすい入門書

記事の内容 今回は、『進化とは何か』という本を紹介したい。 「私たちはスポットライトの中で生きている」とドーキンスは言う。 「『現世紀』というのは膨大な時間の流れの中の小さな一スポットライトに過ぎない」のだと。 進化論を実感するために欠かせな…

言葉は意味を持ちえない!? 驚愕の規則と意味のパラドックス

記事の内容 今回は、とても不可思議な結論へといたってしまうパラドックスを紹介します。 その哲学的な議論は、私たちは言葉に意味をもたせることも、規則に従うこともできないというのです。 この結論へと至る精密な議論をたどることで、哲学的思考力も養え…

「コミュニケーション」とは何か?人間の本質・フレーム問題に迫る

記事の内容 普段私たちが当たり前にしていること、コミュニケーション。 しかし、これを学問的に深く考えてみると、かなり常識的な感覚とは異なる側面も見えてくる。 「コミュニケーション」とはなんだろうか?? そこからは、人間の本質につながるような問…

【現代思想の教科書】世界と自分を批評するための知 入門におすすめ 

記事の内容 今回の記事では、『現代思想の教科書 世界を考える知の地平15章』という本を紹介します。 現代の世界を分析するには、かなりたくさんの知恵を土台にする必要があります。そのためには、勉強すべきことはとても多い。初心者にとっては、ハードルが…

〈現実〉とは何か 私たちの常識を覆す「数学=現実」な普遍構造とは?(圏論の応用)

記事の内容 今回は、知的にとんでもなくエキサイティングなある本を紹介します。『現実とはなにか』という本です。 私たちが生きるこの現実を徹底的に見つめることで、現実の根本的な成り立ちを分析します。 そこでは、量子論や数学、そして、現象学に共通す…

不完全性定理を間違って使わないために 【利用と誤用の不完全ガイド】

記事の内容 一般の人の間でも、かなり有名な定理といえば、ゲーデルの不完全性定理です。 数学のとある限界を示した定理であり、その深遠さから、様々なアナロジーに用いられることも多いです。 しかし、これは数学の定理です。 よって、正確に使うには、数…

人はなぜ宗教にハマるのか? 私たちが「神」を求めてしまう理由

記事の内容 人はなぜ宗教にハマるのか? なぜ、この21世紀においても宗教はなくならないのか? 無宗教に見える日本においても、「宗教現象」は日常のありとあらゆるところにあります。テレビで流れている占い、オーラ鑑定、お墓参り、心霊特集、などなど宗教…

【AI倫理 人工知能は責任をとれるのか】 AI社会到来に備えるための必読書

記事の内容 AIが発展し、どんどん社会に浸透していく未来。 AIが他の技術と違うのは、「人に近づいていく」ように見えるところです。人に人権や自由、責任があるならば、AIはどうなっていくのでしょうか。 だから、AIが社会に浸透すればするほど、AIについて…

数列の広場【書評・まとめ】数学ガールはやっぱり凄い この薄さで超楽しい!

記事の内容 数学ガールというシリーズをご存じでしょうか? 今回は、その中の一冊である『数学ガールの秘密のノート 数列の広場』を読んだ感想をまとめたい。 ・内容についてのまとめ ・数学の学び方 などについて、今回の記事では書いてみたい。 記事の内容…

PyTorchで深層学習入門 手書き数字画像データMNISTの実装

記事の内容 今回は、深層学習(ディープラーニング)を手軽に実装するためのライブラリである「pytorch」を紹介します。 実際に、深層学習入門の定番である、手書き文字認識にチャレンジしてみます。・深層学習の基礎はなんとなくわかっている ・pytorchを使っ…

1=0.99999... は本当か?納得できる説明を紹介 【数学の誤解を解消】 

記事の内容 無限って不思議すぎ。 みなさんは、無限を不思議に感じたことはあるでしょうか?私にとって、幼い頃に感じた不思議はこの式でした。 1 = 0.999999999999999... この式、本当にそうなの?? みなさんは、この式を習ったときの違和感を覚えているでし…

やっぱり人は科学が苦手 アメリカ人の2割しか進化論を信じていない!?

記事の内容 なぜ人は科学的に行動できないのか。 なぜ科学による知識は正確に広まらないのか。 なぜ人は事実を受け入れないのか。 科学は、なかなかうけいれられない。それはどうしてなのだろう。 今回は、こうした疑問に正面から取り組んだ本を紹介したい。…

生命の知の仕組みから考える人工知能の限界 自動運転は不可能

記事の内容 現状の人工知能には、何ができて何ができないのか? それを掴むためには、「知能」ということのそもそもの考察が必要だ。 そのためのいい本を、この記事では紹介したい。知能とはなにか、人工知能の限界とは何か、いろいろな視点が得られる本であ…

科学の限界 ありのままの世界をとらえられない理由 ベルクソンの「持続」

記事の内容 今回の記事は、科学の限界について分析します。 科学と知の営みの性質をもう一度考えることで、科学の本性がわかる。そうすることで科学の限界と有効性が見えてきます。 科学という方法の範囲がわかることで、哲学などの他の方法の意味もより明確…

『科学の定義』簡単にできると思っていませんか? もう疑似科学、ニセ科学に騙されないために

記事の内容 「科学とはなにか」をより考えるためのヒントになる本を紹介したい。 現代の科学技術に囲まれて生きる私たちにとって、科学とはなにかをつかんでおくことは重要である。 マイナスイオンなど、「科学っぽい」情報や商品も多い。それらを信じてしま…

機械は意識を持てるか?意識の謎はどこまでわかるか? 意識科学の楽しい入門書

記事の内容 電気回路の塊に過ぎない脳に、なぜ「私」が生じるのか? 私たちも、物体にすぎない。なのに、感情や痛みを感じる。 同じ物体である机には意識はない。私たちと机の違いはなんだろう? この意識の謎をよくよく感じてみてほしい。その不思議さに、…

脳がわかれば心がわかるか 脳科学の乱用を防ぐクリティカルな教養入門

記事の内容 「おばあちゃんをうしなった悲しみと、感情中枢の働きのどちらが本質か?」 脳科学で、すべては解決できるのか?? この問いに、ほとんどの現代人はイエスと答えるだろう。みな、無自覚的に科学を万能だと感じているからだ。しかし、上のような問…

心の哲学入門 不思議だらけの心の正体に迫る 初心者へおすすめの優しい哲学書

記事の内容 「こころ」とはなんだろうか? この謎を解明するためのアプローチには、たくさんある。それらを総括し、道筋を示してくれるのが、「心の哲学」という分野だ。近年の脳科学の成果により、よりスリリングな議論が展開される分野でもある。 はたして…

哲学入門(戸田山和久)【書評・まとめ】 ミリカンやダネット 発生的観点からの哲学

記事の内容 今回は、戸田山和久氏の「哲学入門」という本を紹介したい。 他の哲学入門書とは、かなり異なる内容になっている。 なぜならば、科学の成果、つまり唯物論者の立場から書かれているからだ。そのため、他の哲学入門で扱うようなソクラテスやニーチ…

科学的思考のレッスン 【要約】 あなたが持つべき科学リテラシーの軸をおさえる

記事の内容と問い 「科学リテラシーとはいうが、それはどんなものか?」 「なぜ科学リテラシーは必要なのか?専門家に任せるだけではだめなのか?」 これら問いを考えることができるいい本を今回は紹介したい。 「科学的思考のレッスン 学校では教えてくれな…

【科学哲学 おすすめ入門書 紹介】 現代人に必須のリテラシー・教養のために

記事の内容 科学とは一体なんなのだろう? 私たちは、科学技術に囲まれて生きている。それをとくに痛感するのが、原発事故など、科学技術が牙をむいたときだろう。だからこそ、科学についてみんなで話し合う必要があると思う。 しかし、科学を議論するのは、…

言ってはいけない 残酷すぎる真実 【書評・まとめ】 遺伝に関するタブーから学ぶ

記事の内容 ベストセラーになった「言ってはいけない 残酷すぎる真実」という本を改めて読んでみた。個人的に重要だと思った箇所を、記事にまとめておきたい。 人間の心は進化によってデザインされたと考える進化心理学や遺伝に関する話がメインの本である。…

証明=プログラム!? 【カリーハワード同型対応】 計算と論理の奥深い関係

この記事の問いと内容 論理と計算との間には深い関係がある。現在のコンピュータサイエンスでは、その応用範囲は広い。 ・計算可能であるとはどういうことか? →理念 ・具体的には、どのようにして計算は行われるのか? →計算モデル論 ・計算手順をうまく記…

【思想×テクノロジー=最強】 民主主義が無理なら...  プラットフォーマーの強さ 

記事の問いと内容 ・GAFAの強さの背景とはなにか? ・GAFAの狙いとはなにか? これらの問いを考えるためのいいヒントを得ることができたのでまとめたい。それは、「思想とテクノロジーの融合」だ。 ダースレイダー氏と宮台真司のラジオからのヒントである。…

サバイバル番組を見て実感する「進化心理学」 自然を生き抜く過酷さ半端ない

記事の問いと内容 「サバイバル番組」をみていて、思うことがあった。 「進化心理学」という考え方をしみじみと実感したのだ。 自然の中で、人間がその身ひとつで生きぬくことの過酷さは半端ない。サバイバル番組を見ていると、この現実をまざまざと見せつけ…

分析哲学入門 【書評・まとめ】 言葉から哲学する感覚を養う!!

記事の内容 分析哲学という言葉、聞いたことがあるだろうか? 日本での馴染みは薄いのかもしれない。しかし、英米での主流な哲学の一つが分析哲学 である。 ざっくりといううならば、哲学的な議論をする際に、使われる概念をより論理的に分析していこう、と…

神は数学者か?【書評・まとめ】 数学はなぜこんなにも強力なのか!

記事の問いと内容 なぜ数学は自然界を説明するのに、これほどまでに効果的なのか? こんな疑問を感じたことはあるだろうか。そんな人にピッタリの本を紹介したい。 「神は数学者か? 万能な数学について」という本だ。 上記のテーマのもと、数学というものの…