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土田晃之が語る「アイドルが生き残る方法」への批判 テレビを絶対視しすぎでは?

記事の内容

 

今回の記事では、土田晃之が語る「アイドルが生き残る方法」についてまとめたい。「芸能義塾大学」という番組で放送されたものだ。

 

アイドルとの仕事も多く、分析が鋭い土田さんの話。とても納得させられるものがあった。

 

その内容をまとめるとともに、一部新しいことを付け加えたい。

 

テレビを絶対視しすぎているのでは?」という批判だ。

一歩深く考えてみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

生き残るための6つの方法

 

それでは、土田晃之が語る6つの方法をまとめよう。

 

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1 ファンは一生ついてこない 限界は25歳まで

 

アイドルファンはロリコン。
セクシー路線に行っても、ファンは減って行く。

 


2 アイドルは綾波レイと同じ

 

「私が死んでも代わりいるもの」
いくらでもアイドルの代わりはいる。

 


3 番組でホームランは必要ない!ヒットを打ち続ける人が生き残る

 

芸人に活かしてもらっている。芸人に感謝するべき。

 

 

4 事務所のいうことが全て正しいと思うな!

 

言うことが正しいなら、毎年アイドルが売れているはず。

 


5 メンバーの中で、喋りが上手い、歌が上手い、踊りが上手いと言っている子は消えて行く

 

グループの中だけでの話。
卒業したならば、本当のプロたちが競争相手になってしまう。

指原は、バラエティ担当です、というのは芸人に失礼だな、と気づけた。

 

 

6 アイドル卒業後に進む道は女優か結婚の2択

 

バラエティに安易に来るな。
バラエティタレントはテレビだけ。女優は間口が広い。

アイドルで生き残っているのは、井森美幸と島崎和歌子のみ。けれど、逆にああなりたいか?

 

 

 

 

 

 

芸能界って不変なの?

 

土田さんの話は、基本的に納得できる話だと思う。視聴者が感じていることをそのまま言葉にしてくれたのではないか?

 

しかし、いくつか疑問に思うことがある。

 

それは、芸能界の構造そのものについてだ。

 

そもそも芸能界とはなんなのだろう?

番組内では、「テレビに出ている人たちのこと」をぼんやりと指しているように思われる。

 

土田さんの提案は、その芸能界というものを前提としている。

 

しかし、その「芸能界」という前提は不変なのだろうか??今後も続くのだろうか?

 

現在、誰もが認めるようにテレビの影響力は小さくなっている。そのため、テレビがゴールだった時代の考え方だけで、今後のアイドルの生き残り方を考えるのはおかしいと思う。

 

つまり、

 

「アイドルが生き残ること=テレビに出続けること」

 

この考え方そのものが、今後は当てはまらなくなるのではないか??

 

 

 

 

 

入れ替え可能な商品から、個人の時代へ

 

個人の時代になる、と多くの人が言っている。事実、会社というものの存在意義も疑われ始めている。

 

この現象と、芸能界の関係はどうなっていくのだろう?

 

テレビという場の立場が弱くなる。従来のように、テレビで活躍するのが、アイドルの夢だという形は崩れるだろう。

 

そもそも、これまでのようなアイドルやタレントを商品として扱うテレビの姿勢そのものに、無理がある。ここでは、圧倒的にテレビ制作側の立場が強くなるからだ。そこでは、そもそも対等なビジネスをすることそのものが難しい。

 

こんな奴隷制度のような構造は、はなから続くはずがない。

 

「個人の時代へ」という働き方の変化があれば、これまでの構造のおかしさを強制的に自覚させられる。現在のような「テレビでウケるような商品化」は本来の個性を潰すものだ。だから、アイドルでテレビに出続ける人はほとんどいない。

 

さらに、今後は、「テレビでウケるような」という概念そのものが消える可能性がある。テレビを見る若者はどんどん減っているのだから。

 

現在ですら、アイドルの形は多様化している。発信する方法がいくらでもある。ツイッターやyoutubeなど、個人で発信することができる。

 

アイドルになりたい、という若者は、テレビという旧来の世界に縛られる必要はないはずだ。

 

 

 

 

 

 

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