記事の内容
今回の記事では、ネットフリックスのドラマ「ダーク」を紹介します。
SFタイムパラドクスが軸となるドラマなのですが、色々な人間模様と謎が見事に絡み合っています。
しかし!!
登場人物の関係がとにかく複雑。この複雑な関係こそ、このドラマの軸です。話が進むにつれて徐々に、この関係の仕掛けがわかっていくのが魅力になります。
今回の記事では、複雑な人物相関図と、各話ごとの大事そうな伏線、大まかなあらすじをまとめていきます。
- 記事の内容
- 人物相関図を見ながら、鑑賞するのがおすすめ
- 1話 秘密
- 2話 嘘
- 3話 過去と現在
- 4話 二重生活
- 5話 真実
- 6話 世界は創られる
- 7話 岐路
- 8話 因果律
- 9話 すべては今
- 10話 アルファにしてオメガ
- わかったこと
- 残されたたくさんの謎
- おすすめ記事
人物相関図を見ながら、鑑賞するのがおすすめ
このドラマはとにかく登場人物の相関が複雑。
4つの家系がこのドラマの軸になる。
誰が誰で、誰と親子なのかを抑えていく必要がある。それに、1953、1986、2019年と時代を超えて描かれるので、同じ人物の子供時代、大人時代を一致させる必要がある。
そのために、人物相関図を眺めながらチェックすることをおすすめする。
写真付き相関図が作成されているので、引用する。
引用元リンクへとび、拡大して見るのがいいと思う。
リンクはこちら https://i.imgur.com/pbUIbj8.jpg
それでは、各話あらすじ、伏線をまとめていきます。(逃している伏線があったらすみません)
以下、ネタバレがあるので注意です!!
1話 秘密
エリックという少年が失踪してから2週間。
主人公ヨナスは、父の自殺のせいで2ヶ月も精神病院にいたよう。
頭の大きな黒いやつ
33年前の弟の件の繰り返し??
「また起きる」と繰り返すヘルゲ老人。
「11月4日午後10時13分まで開けるな」という手紙。
デジャブ
洞窟
原発
森で会った汚れた男
ニールセン家のミッケルまで失踪してしまう
男の子の死体が見つかる。しかし、ミッケルではない。
どこかに監禁されているエリックの様子が映り、1話終了。
2話 嘘
目のまわりが熱で焼けただれた少年の遺体。耳にも加圧された形跡がある。服装は80年代のもの。
血がついた服を洗濯するニールセン家のトロント老人。
ホテルへ来る汚れたおっさん。一連の事件を調べている様子。「ミッケルはいつへ?」と書き記す。
小屋で洞窟の地図のようなものを見つけるヨナス。
重力異常と時空の歪み
停電
鳥の大量死
ミッケルは、父ウルリッヒが青年の時代へ飛ばされていた。1986年11月5日。
3話 過去と現在
ミッケルが飛ばされた80年代が舞台。
羊の大量死 鼓膜が破れている。
過去と未来の登場人物たちが描かれる。
ある博士が例の装置を作っている。
4話 二重生活
2019年が舞台。
ヘルゲ老人がチクタク、、、、
「始まりは終わり。終わりは始まり。」
ノアを止めねば、と言う。
シャルロットがカメラの映像を入手する。ミッケルが失踪した時間帯に映っていた車のナンバーを割り出す。そこに映っていたのは、夫であるペーターの車だった。ペーターはゲイであり、シャルロットとの仲は冷え切っていた。
娘のエリザベートがノアという人物に会い、時計を託される。その時計には、「シャルロットへ」の文字が。
ヨナスは地図を持ち、洞窟へ向かう。
外に出て、赤い紐がかかった自転車を発見する。謎のフードの男が、ヨナスの地図に書き足す。
ヤシンの目の前にフードの男が現れる。
5話 真実
ヤシンが失踪。
ノア=フードの男?
フードの男が荷物をヨナスへ送る。その箱の中にある手紙は、ミッケル=ミハエルからのものだった!!!
ヨナスとマルタがいい感じになる。
バルトシュの前にノアが現れる。
33年周期と月・太陽周期
1980年代
ノアという司祭がミッケルの元に現れる。
ミッケルとハンナが出会う。
6話 世界は創られる
ヨナスは、地図に「印を辿れ」と書かれているのを発見する。洞窟を進んでいくと、扉がある。扉を開け進むと、二又に道が分かれている。右を選択し進むとまた扉があった。そして、出た先は1980年代だった。
レジーナは乳ガン検査が陽性?
ウルリッヒの父、トロンテは、マッツが消えた日、クラウディアと浮気していた。
マッツの最後の目撃者が、レジーナ。
現代で発見された遺体は、マッツ。
7話 岐路
ヘルゲが、過去のマッツ失踪に関わっていた可能性。
ヨナスは過去で、フードの男と再会。ミッケルを見つけるが、彼を連れ帰ればヨナスの存在が消えてしまう。彼は何もせず、現代に戻り、手紙を燃やす。
片耳の男が過去と現在で目撃されている。片耳の男が目が焼けただれた少年の遺体を片付けようとしている。
8話 因果律
2019年、ヘルゲ老人の後を追い、ウルリッヒはトンネルのドアへたどり着く。そこで左を選択する。
ワームホールは、3つの次元をつなげる。過去、現在、未来。
永遠に繰り返す宇宙。
1953年にて、2人の少年の遺体が発見される。目は焼け耳はつぶれ、首に1986年製のコインをぶら下げていた。
アグネスと息子のトロンテが引越ししてきた場面に、ウルリッヒは遭遇する。彼は、少年時代のヘルゲを殺そうとする。彼がすべての犯人だと思ったからだ。
53年のH・G・タンハンスにウルリッヒは会う。スマホをそこにおき忘れてしまう。
永劫回帰であるなら、目的は誰が決めたのか??フードの男は、1986年のタンハンスに問う。すべてが相互に依存する。ニワトリと卵の関係。
9話 すべては今
86年代。
レジーナとボリスが出会う。
片耳の男はヘルゲ?
86年代のクラウディアの元へ、犬のグレッツェンが洞窟から戻ってくる。
あの監禁部屋は、例の地下室?ヘルゲとノアが何かをしている。タイムマシンを作っていると言う。
ハンナは、ボリスを脅迫する。
レジーナが、フードの男の部屋に入ってしまう。
老婆のクラウディアが、53年のタンハンスの元へ、あの装置の設計図を持ってくる。
10話 アルファにしてオメガ
ミッケル失踪当日
あの地下室にペーターがいると、少年の遺体が転送されてくる。マッツの遺体だ。そして、マッツの父であるトロンテを呼ぶ。そこへ、クラウディアがやってくる。
例の装置は、ブラックホールを発生させることができる。
中年のヘルゲと老人のヘルゲが会話する。今日が始まりと終わりの日だ、と。老人ヘルゲは、何かを止めようとしている。
86年に戻ったヨナスは、ノアとヘルゲにあの地下室の部屋へと捕まる。そこで、あのフードの男と出会う。彼はヨナス自身だったのだ。このループをなんども繰り返していると男は言う。
全員がチェスの駒に過ぎないのだ。ノアはバルトシュに指針を示す。光と闇の対立だ、と。
大人ヨナスは、トンネル内で装置を使う。
装置が作動した後、子どもヘルゲは例の地下室部屋へ、青年ヨナスは未来へ飛ばされる。
(アルファにしてオメガとは、「最初であり最後である」という意味らしい)
わかったこと
1期の大きなネタバレとしては、
・ミッケル(2019年に失踪)=ミハエル(ヨナスの父)
・ヨナス=フードの男
この人物の関係が明らかになるのがメインネタバレだと思います。ここが明らかになることで、4つの家系のパラドキシカルな関係がわかってくるのです!
親と子、つまり、始まりと終わりという絶対的な関係が、ねじれるわけです。本来あるはずの境界がなくなる。どちらが始まりなのかわからなくなります。まさに、ニワトリと卵の関係です。
この関係がわかることで、次のようなことがわかってきました。
・33年周期で、時間を超えることができるトンネルが存在している。
・1953、1986、2019年の中で出来事がループしている。
・そのループの中では、運命が決まっていること。全員がチェスの駒に過ぎない。
・4つの家系の中で、それぞれが関係しあい、ループしている。過去が未来の原因にもなるし、未来が過去の原因にもなる。相互依存。ニワトリと卵。
この町の4家族だけ、時間の流れから取り残されている、と言えます。まさに、ループですね。
気になるのは、男女関係がドロドロしていることです。
男と女が子供を産む。これは通常の意味での始まり。
なぜループものなのに、タイトルが「ダーク」なのか??いったいなにがダークなのか?
男女関係のドロドロさと、ループとの関係もなにやら深い意味が隠されていそうです。
残されたたくさんの謎
・ノアの正体
・ノアとバルトシュの関係
・クラウディアはなぜ設計図を持っていたのか
・ノアが渡した「シャルロットへ」という時計
・ヨナスが2019年より先へ飛ばされたことの意味
・なぜ燃やしたはずの手紙は復活するのか
・大人ヨナスが装置を作動させた日が、なぜ「始まりと終わりの日」なのか
・地下室(実験室ver)はいつの時代のものか
・シャルロットの両親が不明
などなど、たくさんの謎が残されています。
そもそも、大人ヨナスが尋ねていたように、このループに目的はあるのでしょうか???
鍵を握るのは、やはりノアだと思います。
シーズン2へ進みましょう!!!!楽しみ。
シーズン2のネタバレ考察は次の記事でまとめています!!
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