記事の内容
今回は次のような本を紹介したい。
ずばり、タイトルは「二ホンという滅びゆく国に生まれた若い君たちへ」である。
このタイトルの通り、直視したくない日本の真実が語られている。
SNS上では、「日本ヤバすぎて鬱になりそう」などどいう感想も寄せられている!!
本書の言葉は、かなり鋭いものだ。最近の日本では、言わなかったことを語ってくれる人が、やっと増えてきた。それらの発言は、この本の内容とかなり近い。
つまり、うすうすみんな分かっているのだろう。この国の違和感を。直視したくない現状がこの本では論じられている。
著者のいうとおり、知識をたくわえ、自分で思考していくしかない。この本は、とてもいいヒントになるはずだ。
目次からわかる日本のやばさ
目次
1「政治」がないことを知ろう
2地球から「国」が消えるしくみ
3新聞テレビは知能を破壊する
4学校で人間は機械になる
5これから二ホンで起きること
6なぜ大人は何も考えられないのか
7これから君たちが考えなくてはならないこと
目次からもわかるように、かなり鋭い意見である。
しかし、おおむね確からしい意見だな、と私は感じた。なぜならば、現代の日本で起こっていることを、説明してくれているからだ。
そもそもなぜこんなにも、日本の今を掴むことが難しいのか???
ここが一番のキモになる。
政治もメディアも支配されている。その支配を維持するために、教育が人間を機械にしている。この構造に、我々は「知能」を破壊されているのだ。
しかし、やっとSNSの発展により、まともな意見も出始めた。
そしてこの本は、みんながうすうす気が付いていることを、言葉にしてくれている。メディアでたれ流される情報、大事なことを教えてくれない教育などでは、説明してくれないことを説いてくれる。
著者が重要視していること
「教養」をこの本の著者も大事にしている。本を読め、と説くページもある。
知識がなければ、考えることすらできないのだ。
知識を入れて満足するということではない。歴史上の登場人物を丸暗記することでもない。
大事なのは、考えることだ。
そのための教養であり、知識なのだ。
読書しなければ人間になれない
とも、著者は述べている。
「深く考えることができな大人が多い」これは、SNSにより、より視覚化されている。肌感覚として、この現実を感じている人は多いのではないか?
それも、仕方のないことなのだ。メディアしかり、教育しかり、日本のシステムがそうさせている。(もちろん、他にも原因はあるだろうが)
だからこそ、自分の頭は自分で守らなければいけない。
そのために、もっと深く考えるべきなのだ。
そして、考えるための技術としての教養を訓練するべきだ。
死ぬまで学び続けること
これを、著者はすすめている。
わたしも、教養を重要視している。
「教養とは自分がわかることだ」と私は定義したい。より詳しくは次の記事を読んでみてほしい。
うのみにせず、自分で考える
本書で著者も述べているが、本書の内容だって間違っているかもしれない。
すべての情報をうたがい、自分で考える必要がある。
しかし、これがめちゃむずい!!
人は、他人の意見に影響を受けやすいし、考えるなんて面倒なことをしたくないのだ。人任せにして怠けていたいのが人間だ。
この性質を利用して、支配する側は、人々を思考停止させる。それが、現状の日本の姿だ。
絶対的に正しい意見はないのだから、その都度、自分の価値観を作っていく必要がある。そのために、地道に思考訓練をしていくしかないだろう。
いろんな本を読んだり、まともそうな友達と議論したり、と気長に続けていくしかない。
けれど、やっぱり習慣を変えるのは難しい。めんどくさいよね?
しかし!!!!
思考することを放棄すれば、、、、その行き着く先がどうなるのか、直感的に自覚できるはずだ。
まとめ
いずれにせよ、本書のような本を読むべきだとおもう。内容について、反対意見、気になるところがあるのならば、自分で学習し、批評すればいい。
ただ、高校生などが読んでも、この本の必要性を実感しにくいのかも。社会の違和感に気づき始めている大人のほうが、吸収がはやいのかもしれない。
ぜひ、くわしくは本書へと進んでみてほしい。
続編もおすすめ。
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