記事の内容
皆さんは、仮面ライダーアマゾンズという作品を知っているでしょうか?
今回の記事では、その劇場版のネタバレ・感想をまとめてみます。
悠と仁の決着は、いったいどうなったのか!?
ネタバレを含むので、まだ見ていない人は注意です!!
- 記事の内容
- 仮面ライダーアマゾンズ the movie 最後ノ審判 あらすじ
- ネタバレ感想
- メインテーマがこれ??
- 何に決着をつけるのか?
- これまでの脚本が生かされていない
- 関連記事
- アマゾンプライム
仮面ライダーアマゾンズ the movie 最後ノ審判 あらすじ
2018/日本 上映時間101分
監督:石田秀範
原作:石ノ森章太郎
脚本:高橋悠也
監修:小林靖子
(あらすじ)
人間による人工生命体「アマゾン」の殲滅作戦が佳境を向かえ、残りは生存が確認されている2体のアマゾン、水澤悠/仮面ライダーアマゾンオメガと鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファを狩れば、すべてが終わるはずだった。しかし、アマゾンをめぐる新たな計画「アマゾン畜産計画」や謎の養護施設の存在が明らかになり……。映画.com
おや、脚本が変わっている...
出来はどうだろうか??
ネタバレ感想
結論から言うと、残念な出来....
その心は、やはり、観客は何を見たいのか、という点だろう。
個人的にも、ネットの声を見てみても、望まれたテーマは次のようなものではないか?
水沢悠と鷹山仁の決着だ。
自分の守りたいもののために戦う悠。
アマゾンを狩り尽くすために戦う仁。
信条の違いからぶつかっていた二人だが、お互いに簡単に割り切れないものを抱えていたと思う。なぜならば、お互いにとって、唯一の理解者でもあるからだ。
このとても複雑な二人の関係に対して、納得のいくような結末を期待していた。
しかし、映画では、二人のバトルもあっさりだ。そして、決着がつき、仁は死ぬ。悠は一人でどこかに向かって終了する。
二人の心情がほとんどわからない。
戦って、どちらかが生き残り、なんとなく終わる。ありきたりだ。
雑だよ...
この二人に焦点を当て、映画丸々の時間をかけて欲しかった。
仁さんが、組織に簡単につかまっている事情もわからない。いきなりの登場で、これも雑だ。
メインテーマがこれ??
人のためにアマゾンが畜産されている。
ここを描くのは、テーマとしても面白いと思う。それに、アマゾンズとい作品が、世に訴えたい部分でもあるのだろう。しかし、映画という尺では、この深いテーマを描ききるのは難しい。それに、観客たちが見たいものは、本当にこれか?
見たいものとは直接関係のない話を見せられる。フラストレーションが逆に溜まってしまう人もいるのではないか。
何に決着をつけるのか?
この映画のタイトルは、「最後の審判」だ。
何に審判をつけるのか??
・アマゾンという生命の今後
・アマゾンと人間の関係、共存か破滅か
・悠と仁の決着
・悠の母親の目的
これくらい広いテーマへと、この作品は成長していったと思う。
3期への期待も高まっていた。
そこでの映画化だ。尺的に散らかった伏線全てを回収できないにせよ、「悠と仁の決着」というテーマは描ききって欲しかった。
描かれたものの、うーん、足りない。
とくに、仁という男の存在は、この作品にとってとても大きなものだったはずだ。2期では、彼の家族の物語でもあった。それらを通して、彼のキャラクターはより生き生きと深いものになっていった。
そんな彼のキャラクターは、ファンからもとても期待されていた。もちろん、彼の物語の結末も、丁寧に描いて欲しかった。
悠の方も、彼は最後に何を思うのか、まるで描かれていない。仁を倒した後、入水自殺しようとするシーンがあるが、これもいきなりで雑だ。
ストーリーの展開として、二人が一線を越える展開はある。
悠は、人間(アマゾン)の肉を食べる。
仁は、人間(ややアマゾン?)を殺す。
この二人の変化も、前後のストーリー展開から、あまり深く感じられない。
終わり良ければすべて良しとはいわれる。しかし、アマゾンズは最後の結末こそ、微妙なものになってしまった。
これまでの脚本が生かされていない
これまでの流れがあまり生かされていないのも残念。
とくに、2期の存在だ。
チヒロとイユの関係が丁寧に描かれていてよかった。彼らの存在が、悠と仁にどのような影響を与えているのか、ここも気になるところだった。
しかし、この映画は、ほかのテーマを描くのに時間をとられる。
それよりも、悠と仁の二人をもっと描いて欲しかった。
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アマゾンプライム
映画は、個人的には微妙な出来だった。
けれど、ドラマシリーズはオススメ!!
大人も楽しめるシリアスな仮面ライダーに仕上がっている。
アマゾンプライムで見れるので、ぜひ見てみてほしい!