記事の内容
今回は、ホストの帝王として話題になったローランドの本を紹介したい。
彼の思考、生き様が詰まった本だ。
私は、ガクトの考え方を尊敬しているが、たしかにガクトがローランドを認めているということに納得の内容だった。
自分の人生を生ききる
そのために役立つ思考のエッセンスが詰まった本だとおもう。
その一部を紹介し、自分なりに考えてみたい。
名言1
世の中には二種類の男しかいない。俺か、俺以外か
〇〇系やら〇〇タイプなんて、カテゴライズされて生きていくなんて、絶対に嫌だった。
「俺以外」として生きるほうが何倍も楽だろう。周りと同じでいい。カテゴライズされた中の1人でいいという感覚は、ぬるま湯のようで楽なのかもしれない。
この本のタイトルにもなっている「俺か、俺以外か」。
この言葉は、かなり深い。
誰の人生でもなく、自分の人生を作る。
しかも、自分で作るのだ。
この考え方こそ、まさにもっとも大事なことだろう。ふつう、人間はまわりに合わせるように教育される。つまり、成長すればするほど、「自分」がなくなるのだ。
空っぽのあなたの出来上がりである。
しかし、自分で考えず、誰かの言うとおりに生きるのは、ローランドの言う通り、楽な道でもある。そのぶん、こんなのは自分のやりたいことじゃない、自分がわからない、と、どこかで不満を抱えたまま生きることになる。
作家の森博嗣の次の言葉も最高に好きな考え方だ。
人生も、あなたが生まれて、あなたが生きているのは、世界で唯一の条件であって、過去にあなたが生きた例はない。
他人の時間を生きるな
他人の時間を奪われるな
自分の時間を生きろ
このテーマでは、次の記事で詳しく考えている。
名言2
年齢は、どれだけ生きたかは教えてくれても、どう生きたかは教えてくれないだろ?
これも、納得。
年齢という記号にこだわりすぎる人が多すぎる。
毎回思うのだが、年齢という情報からいったい何が分かるというのか。
年齢という記号ひとつで語れるほど、人間は単純じゃない。
彼の言う通り、どう生きたのか、その内容を自分でつくるべきだ。
名言3
人が見ていないところで格好つけられない奴が、どうして人が見ているときに格好つけられんですか?と。
人が見ていないときこそ、格好つけるのだ。
これもひとつの考え方だと思う。
自分のルールを徹底するそのストイックさ。
ここがまさに、努力がいるところだろう。それを実行し続ける意志の強さこそ、彼の凄いところだ。
ガクトのストイックさにも似ているところがある。
イチローなど、何かを成し遂げる人物はみな、自分のルールを継続し続けている。
名言4
先の見えない人生が怖いって?
俺は先が見えてしまった人生のほうがよっぽど怖いね!
これは、今の時代にこそ必要な考え方だ。
そして、ずっと、本質であり続けるととおもう。
社会の変化のスピードがはやくなり、さきがどんどん見えなくなってきている。つまり、これまでと同じようにやっていればいいわけではないのだ。
そんな現実に対応するメンタリティこそ、この考え方だろう。
変化を楽しみ、「今」を生ききる。
「今」できることをやりきる。
これが、本質的に大事なはずだ。
凄い人物はこの本質を理解している。実行している。
落合陽一と宮台真司も次のように語っていた。
落合
今できる最大のことをやり続けろ。テックの進展が早いので、予想してもしょうがない。
宮台
キャリア形成ということそのものが、劣化。
どうなっても生きられるようなポテンシャリティを持つべき。
名言5
昔は街の誰もが、俺の価値なんて気づいてくれなかった。昔は街の誰もが、俺をリスペクトしてくれなかった。
そんな状況でも俺は俺のことを信じ、自分は価値のある人間なのだと信じていた。
自分自身を信じ切ること。
これがのちに形となって現れる。
よくいう、「思考が現実化する」というやつか。
胡散臭い自己啓発のようにも聞こえてしまうが、よく考えればこれは当たり前の話である。人は、自分で考えたような人間になるだけだ。
「信じる」ということの威力について、科学でも注目され始めている。
強烈に信じきることで、変化があるはずだ。
「信念が細胞からあなたを変える」
こう述べる科学者もいる。
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くわえて、ガクトの考え方も紹介しておきたい。彼も、まさに自分の人生を生ききっている人だ。凄いとおもう。
きになった方は、ぜひ本書へと進んでみてほしい。