記事の内容
・変化のある生活がほしい
・現代社会に求められる生き方とは?
・自分に縛られない生き方とは?
・新しい何かと「出会う」態度とは?
これらを考える上で役立つのは、思想家東浩紀が提唱する「観光客」だ。
え、観光ってあの観光?と思う方にこそ、しってほしい。
今回の記事では、広い意味での観光客という視点の面白さ、有効さを紹介したい。
「観光客」的な視点とは?
この動画の内容を一部まとめてみる。ぜひ、聞いてみてほしい。
生活習慣や環境をちょっと変えてみよう。
無責任で気軽にでいい。
広い意味での観光が大事。
新しい映画や本、音楽に出会う。
ちょっと別の世界があることがわかるだけで、自由が増える。
・村人 ホームグラウンド 家族や会社
・旅人
・観光客
気軽にこれらの層を移動することで、社会のコミュニケーションが豊かになっていく。
観光客的なフットワークの軽さ。身軽さ。
今回のこうした態度は、彼の「弱いつながり」という考え方にもつながると思う。動画でも、東浩紀が紹介している。現代における人間関係をどのように、解釈していくべきか。とても参考になる本だと思う。
気軽に何かと出会おう
自分なりに解釈してみる。
やはり、まだまだ人は、一部の領域に止まってしまう。だから、自分の領域に帰属しすぎないで、もっと他の領域の人たちとも交流しよう。
身軽で、簡単で、無責任な振る舞いが観光客的だ。
さらに、自分の内面の固定化すらも、不自由なことだ。ちょっとだけ、習慣を変えてみることで、新しい何かに出会える。
この今までの自分が知らなかったことに出会えるというのが、まさに観光的だ。
他人という人と交流することでも、自分の習慣を変えることでも、新しい何かに出会える。もっと気軽に、新しいものを発見しに行けばいいのだろう。まさに、観光という言葉がぴったりな気がする。
ある種のノリの良さ
堀江貴文氏などは、よく「ノリの良さ」「フットワークの軽さ」の重要性を指摘している。これも、人を変えてくれるのは、環境の力が大きいからではないだろうか?つまり、人や現象との新しい出会いだ。
この出会いを拒否する生き方こそが、「ノリの悪さ」なのだろう。
東浩紀も、気軽に無責任にまずは動いてみればいい、という。
自分の居心地のいい場所にとどまろうとしてしまうのが人間の習性だ。そこにいれば、確かに、まあまあ安心だが成長はできない。それに、面白いことも少なくなっていくだろう。
そんな時こそ、観光客のように、新しい何かとの出会いを期待して動いてみればいい。
観光客の哲学
実践的にとても簡単に言うと、上でまとめたような内容になるのだろう。
しかし、東は哲学・思想が専門だ。その膨大な知識のもと、思想体系として、「観光客」というものを考えてくれている。現代社会と今後の未来のために、どう「観光客的な視点」が重要なのかをわかりやすくまとめてくれる。
とてもわかりやすい言葉で書かれているので、誰でも読みやすいと思う。ぜひ読んでほしい。(画像クリックでamazonに飛べます)
さらに、後半では、「観光客」という概念をどんどん深掘りしてくれる。思想書としてどんどん面白くなる。
私たち人間は、気がついたらこの世界に生まれ、生きている。この不思議さ、不気味さなども、観光客という視点から捉え直すなんて最高に面白そう。
次のリンク先では、東浩紀本人が観光客について語っている。
ぼくたちはこの現実に観光客のようにやってくる
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