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Mr.ロボット シーズン2ネタバレ感想 各話あらすじまとめ【加速する幻想とハッキング】

記事の内容

 

今回は、ドラマ「MR.ROBOT シーズン2」のネタバレ感想をまとめていきます。

 

ハッキングをもとに、社会構造の改革をしていくというのが一応のストーリーです。しかし、その内容はマインドハック感満載の幻想入り乱れる心理ドラマといえるでしょう。

 

シーズン1では、ラストに衝撃の事実が明らかになり、幕を閉じました。主人公エリオットそのものにかかわる謎で、とてもこのドラマを楽しめました。

 

シーズン2でも、このドラマのマインドハック感は健在です。どこまでが本当の事なのか、騙されてしまう仕掛けが満載の展開です。

 

それでは、ネタバレ感想をまとめていきます。目次をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

各話あらすじ

 

エリオットの主観に絞り、各話のあらすじを簡単にまとめてみる。エリオットがその時に、なにを真実だと思い込んだいるのか。私たち視聴者は、それを信じるしかない。

 

 

 

1 仮面 前編

 

毎日の新しいルーティンを過ごしているエリオット。

「すべてを習慣にすることで安心してる」

 

クリスタとのカウンセリングも続けている。日記をつけることで、mr.ロボットの幻想をやり過ごそうとする。「コントロールは幻想なのか?」

 

 

 

2 仮面 後編

 

仮面に乗っ取られる空白の時間が出来てしまう。

 

ミスターロボットはささやく。

「俺がいるってことを気付かせるためさ」

 

エリオットにタイレルから電話がかかってくる。

 

 

 

 

3 カーネルパニック

 

エリオットは、ミスターロボットを抑えるために、薬の過剰摂取をする。しかし、拷問される幻想を見せられ、薬を吐き出してしまう。

 

エリオットは、吐き出した薬すらまた飲み込む。

 

 

 

 

4 初期化

 

エリオットとMr.ロボットは、チェスで勝負する。しかし、何度やっても引き分けになり、勝負がつかない。

 

これは、Mr.ロボットの存在理由を示唆している。

 

ダーリンたちに迫る脅威を調べるため、エリオットはFBIのサーバーをハッキングする。

 

 

 

5 論理爆弾

 

レイの仕事を手伝うエリオット。しかし、彼のサイトは犯罪に溢れたものだった。

 

レイの裏の顔を知ってしまったエリオットは、彼の組織から暴行を受ける。

 

 

 

6 マスタースレーブ

 

病院で目覚めたエリオット。目覚めるまで、ずっと家族の幻覚の世界にいた。トランクの中の男は、エリオットがタイレルを殺したという暗示か?

 

病院から、また男たちにエリオットは拉致される。ボロボロのエリオットは、過去の父とのやり取りを回想する。

 

 

 

 

 

7 ハンドシェイク

 

エリオットは、レイのサイトを移転するがFBIにサイトのことを垂れ込む。

 

エリオットは、ミスターロボットを壊すことをやめる。自分の一部は壊せないのだ、と悟る。

 

そして、エリオットは君(視聴者)に嘘をつくのは止める、と言う。彼は今までずっと刑務所の中にいたのだ。

 

 

 

 

 

9 イニット5

 

86日間の収監のあと、エリオットは兵の外に出る。

 

エリオットは、ダークアーミーと対談の場を設ける。「第二ステージ」とは、エリオット自身が発案したものだった。しかし、彼は覚えていない。

 

 

 

 

10 隠しプロセス

 

タイレルの携帯の発信源を調べるように依頼されるエリオット。そして、ミスターロボットが消えたことを不思議に思う。

 

 

 

11 パイソン前編

 

ミスターロボットが動き出す。彼が乗ったタクシーにタイレルが乗ってくる。

 

タイレルは言う。

第二ステージの準備が整った。

 

 

 

 

12 パイソン後半

 

エリオットが知らない間に計画されていたもの、それはビルの爆発だった。

 

阻止しようとするものの、タイレルにエリオットは撃たれてしまう。

ミスターロボットは、エリオットが邪魔するであろうことを見越して、タイレルに銃を渡していたのだった。

 

 

 

 

 

 

マインドハックドラマは健在

 

シーズン1に続き、とにかく何が真実かつかみにくい。とくに、エリオットの一人称で進むシーンは、どこまで本当かまるで分からない。

 

このシーズンの大きな仕掛けは2つあった。

 

・エリオットは刑務所に収監されていた

・タイレルと計画を進めていた

 

どちらも、エリオットの主観で描かれている。その主観をみている私たち視聴者は、エリオットが隠している真実に驚くことになる。刑務所なのに、外の世界のように幻想していたことは明らかになった。しかし、タイレルの登場により、またもやエリオットの主観の真実が分からなくなってしまう。

 

そもそもエリオット本人は、タイレルを自分が殺したと思っていた。しかし、目の前にタイレルが現れてしまう。そして、タイレルは自分が知らない計画をミスターロボットと進めていた。

 

エリオットはタイレルに撃たれてしまうが、それすらもエリオットの幻想であることは否定できない。タイレルが妄想でないかどうか、これは今シーズンだけでは、はっきりと分からない仕掛けになっている。次のシーズンが楽しみだ。

 

 

 

 

 

残された謎

 

残された謎としては、ざっとこんなものでしょうか。他にも細かいところだと、いろんな要素があったとおもう。

 

・タイレルは生きているのか?それとも、エリオットの幻想か

・エリオットが本当に撃たれたのだとしたら、彼はどうなるのか

・アンジェラとタイレルは繋がっているのか

・FBIに勾留されているダーリーンはどうするか

・FBIはどこまで事件の全容を掴んでいるのか

・ミスターロボット、タイレル、ダークアーミーらの計画の全貌とは

・第二ステージとは、Eコープの紙の資料までビルの爆発により消去し、完全にデータベースの復旧を阻止することなのか

 

 

 

 

 

まとめ

 

途中、やや中だるみを感じてしまうものの、計画が動き出す後半はとても面白かった。

 

エリオットの主観の混沌さのせいで、謎の継続を楽しめる。それでいて、色々と細かい仕掛けがあるのがやはり丁寧だった。

 

気になる謎がまだまだ残っているので、シーズン3を楽しみたい。

 

一連の計画の全貌は、いったいどうなっているのだろうか。視聴者としては、本当に断片しか見えてこない。エリオットの主観を共有できることが、やはり魅力的なだ。彼との物語をもっと楽しんでいきたい。

 

 

 

 

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