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みなさんは、アメリカンホラーストーリーというドラマを知っているでしょうか?
今回は、そのシーズン1「呪いの館」について、ネタバレ感想をまとめていきます。
どんどんシーズンが続いていることからも分かる通り、とても人気なドラマです。独特な魅力がクセになるからなのでしょう。
個人的に感じたシーズン1の魅力について、ネタバレ感想を書きていきます!個人的な感想をたらたらと綴っていきます。
それでは、目次をご覧ください。
アメリカンホラーストーリー 呪いの館
「NIP/TUCK」「glee」を成功させた人気クリエイター、ライアン・マーフィが制作総指揮を務め、2011年に米FXで放送スタートしたミステリードラマ。以前の家主が亡くなったという、1920年代に建てられた趣ある洋館に引っ越してきた家族が、次々と不可解な事件に巻き込まれるうち、徐々に精神のバランスを崩していく様子を魅惑的な映像で描く。
このビジュアルがもういい!!
独特で魅力的。ホラードラマなのに、ただ怖いというわけではない。
死んでもすぐに幽霊に
ばんばん、人が死にまくる。
その家で死んだ者は、その家の中で生き続けることになる。死んだときの姿で永遠に家の中にあり続けるのだ。
アメリカンホラーストーリーの幽霊の特徴的なところは、実体があるところだ。
だから、見た目はふつうの人と変わりない。触ることもできるし、ふつうに暮らすことができる。だからもちろん、殺人をすることもできる。幽霊たちがまるで生きているかのように振る舞う。それが、この家の魔力なのだ。この家の歴史の中で死んでいった何十もの霊魂たちが家の中で生き続けている。
その中には、強烈なキャラを持った人物も多い。女の人には老婆に見えるのに、男からは妖艶な美女に見えてしまうメイドなんてキャラもいる。
それに、この作品の顔??のような存在がラバースーツの男だ。全身黒のラバースーツの男が殺人をするシーンは、不気味であり、滑稽でもあり、色々とすごい。
死んだらすぐに幽霊になってしまうので、死が軽いものになっている。ここも、いい効果として表れてると思う。死んだとしても、それは絶対的な存在の抹消にならない。ある意味でとても楽しい空間なのかもしれない。
狂気を加速させる家
この家のもう一つの特徴は、住んでいる者の狂気を煽るということだ。もともと人間なんてものは、誰でも問題を抱えたいる。家族の中にも当然、闇やストレスがある。
その穴をこの家は刺激する。
この物語で新しく越してくるのが、ハーモン家の3人だ。特に問題なのが浮気をやめられない精神分析家の夫だ。彼は浮気相手との間に子供までできてしまう。
しまいには、全てぶちまけようと家に押しかけてきた浮気相手を殺してしまう。その浮気相手まで幽霊になってしまうのだ。
幽霊の子どもはどうなったのか?
ハーモン家の母であるヴィヴィアンは、双子を妊娠する。しかし、双子の一方は幽霊であるラバースーツの男と関係を持った際にできた子どもだったのだ。この展開は、名作ホラー『ローズマリーの赤ちゃん』を思い起こさせる。
出産の際、幽霊との間にできた子だけが助かり、もう一方の赤ん坊は死んでしまう。それに出産により、ヴィヴィアンも死んでしまう。
その子をコンスタンスが奪い育てていたが、その子は成長し、乳母を殺害してしまう。ここでシーズン1の物語は終わりだが、実はこの続きが描かれている!!シーズン8黙示録にて、彼らの末路が描かれるらしい!気になる方は是非チェックを。
事実 ローゼンハイム邸
舞台である「呪いの館」は、ロサンゼルスのウェストチェスタープレイスに実在するのです!ローゼンハイム邸です。
文化財に指定されるなど、歴史的な価値の高い建物のようです
アメリカンホラーストーリーの魅力
・人の心の闇、どうしようもない部分をこれでもかと描き出す
・独特な幽霊
・特殊で想像力を刺激するビジュアル
・癖の強いキャラ
・人がばんばん死ぬ
・エロとグロ
シーズンをまたいで共通する魅力はこんなところだろう。
こうした要素に少しでも惹かれてしまう人には、最高のドラマだとおもう。その証拠にどんどん新しいシーズンが作られている。今後も見逃せないドラマだ。
普通じゃない感じ、狂気、エログロというパーツからは、名作ホラー『ジェイコブス・ラダー』が思い浮かぶ。気になる方は、この映画もぜひチェックしてみてほしい。
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