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アベマプライム感想語りたい「死刑執行、死刑制度を考える」

記事の内容

この記事では、アベマプライムの感想を書きます!

 

アベプラの感想もっと語りてえ!!

という人は、ぜひ読んでいってください。

 

さて今回感想まとめたい回は次の動画です。

 

【死刑】「懲役300年とかの方がいい」罪をどう償うべき?刑執行に政治的な意図?大空幸星と考える

 

www.youtube.com

 

 

 



 

 

 

遺族の報復感情のために、死刑は維持するべきだ

 

 

死刑賛成派のゲストは、死刑を維持するべき理由として、被害者遺族の報復感情に焦点を当てる。

 

許せない、仕返ししたい、という強力な感情だ。

 

抑止力はどうでもいい。被害者遺族の声を尊重することが大事。

 

被害者遺族は、犯人にも命をもってつぐなってほしい、と考える。

 

被害者遺族が、事件に区切りをつけられることが大事。死刑執行されて初めて、遺族は前に進むことができる。

 

400人以上の遺族と会ったが、死刑廃止を希望するのは一人しかいなかった。

 

 

大事な人の命を奪われてしまった。

想像すらできない心境だ。

 

一生傷は癒えないが、犯人の命が消えれば多少はマシ、のような心情なのだろうか?

 

うーん、、、なんとも言えない。

 

 

死刑のない国では、被害者遺族のケアはどのようにされているのだろう。

 

死刑のない国では、犯人の命を奪うことはできない。どんな刑罰をもとに、気持ちの整理、踏ん切りをつけているのだろうか。

 

 

視点を変える。

注意しておきたい点がある。

 

被害者遺族の報復感情の存在が、どのような理屈で、死刑制度を正当化するのだろうか?

 

死刑制度も法の一部なのだから、可能な限り、納得度の高い正当性を与える必要がある。現状の法では、どのように解釈されているのだろう。

 

刑法などをもっと勉強すれば見えてくるだろうか?

 

刑法の目的とはなんぞや。

刑法が採用している理論体系はなんぞや。

 

うーん、勉強が必要だ。

 

 

 

 

 

 

人権のこと考えたら死刑反対だよね

 

 

世界の主流としては死刑廃止。

個人の人権を国家が奪うべきではない。

 

 

人の命を奪ってはいけない。それなのに、なぜ死刑なら奪ってもいいのか?

 

人権という観点から言えば、明らかに一貫性がない。

 

この観点では、明らかに死刑反対派に分がある気がする。

 

この矛盾を正当化するような強力な理屈が、死刑賛成派にはあるのだろうか?

 

いまだに納得できる理屈に出会ったことがない。

 

人を殺してはいけない。しかし、死刑制度ではOK。

 

これを正当化する理屈を知っている方がいれば、ぜひコメントしてほしい。

 

 

 

 

 

 

そもそも、みんな本当に賛成してるの?

 

 

日本で行われたある調査では、

もしも死刑廃止が決まったらあなたはどうしますか?に対して、7割以上の人が受け入れる、という結果が出ている。

 

 

そもそもだが、日本人が死刑に賛成であるということの内実が気になる。

 

賛成である、反対であるという二元論では、現実の複雑さがまったく見えなくなる気がする。

 

 

どういう意味での賛成なのか??

 

 

想像してみよう。

 

みんなが賛成しているから、私も賛成する。

すでにある制度なのだから、私は従う。

 

 

という人が大半だと思う。

 

つまり、勉強した上で自分の判断を構築している人はほとんどいない。

深く考えて賛成している人はほとんどいない。

 

 

すべてはなんとなく、だ。

 

 

このなんとなく性が、国民の七割が、政府が死刑を無くすのならばその判断に従う、という結果を産んでいるのだろう。

 

 

これも仕方のないことだ。

死刑そのものについて、義務教育で考える機会は与えられない。

国も、死刑執行の詳細について、積極的に情報を明かそうとしない。

 

そもそも日本では、社会問題にたいして皆で議論するという機会が圧倒的に少ない。

 

 

 

 

 

 

刑罰ってなんだ?

 

死刑や刑罰は、応報感情に報いるための制度ではない。命を奪う権利は遺族にもない。遺族のケアは大事だが、刑罰制度内でやるべきことではない。分けて考えるべき。

 

死刑反対派のゲストはこのように述べた。

 

たしかに、説得力が高い気がする。

 

しかし、そもそも刑法の本質が分からんとなんとも言えない論点だと思う。

 

このゲストの見解は、刑法の専門家間で共有されるスタンダードな見解なんだろうか?

 

 

そもそも、刑法、刑罰の目的はなにか??

 

刑罰の目的に照らし合わせた時、死刑はどんな意味を果たすのか?

 

うーん、気になる。

 

 

 

 

 

 

死刑に犯罪抑止効果ってあるの?

 

死刑が存在することによる犯罪抑止効果は、科学的に立証できない。だから、死刑の是非を議論するとき、抑止効果という論点は切り出すべきだ。

 

なるほど、この視点も新鮮だった。

 

たしかに、決着がつかないことを根拠に使うべきではない、というのは一理ある。

 

しかし、死刑以外の刑罰における抑止効果は、科学的に証明されているのだろか?

 

つまり、死刑以外の刑罰の抑止効果についても、何も議論できなくなってしまう恐れがある。

 

慎重に議論すべき点だと思う。

 

 

 

 

 

 

何でこんなに死刑制度の議論て進展しないの??

 

最後に、ニュースを見て疑問に思った点を強調しておきたい。

 

死刑制度の議論をたまに目にするが、内容がまったく進歩しているように見えないのだ。

 

戦後の日本で、数十年は議論され続けているはずだ。

 

にもかかわらず、

・スタンダードな見解が示され多くの人が賛成している。

・論点が整理され、何を議論すべきかが明快になっている。

 

こんな状態には全然至っていない。

 

この混乱ぶりはなぜなのだろう。

 

 

死刑制度の議論はなぜ進まないのか、というメタ死刑制度議論が必要なのかもしれない笑

 

 

 

 

死刑制度について感想ある方は、ぜひコメントしてみてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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