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進化心理学を学びたい【おすすめ本紹介】繁殖・恋愛・人間本性の読書記録

記事の内容

この記事では、進化心理学について本を紹介します。

 

人間の心理と行動を分かりやすく説明してくれる進化心理学。その説明のシンプルさが面白く強力なのが、進化心理学のすごいところ。

 

人間について理解するために欠かせない分野だと思います。

 

それでは、目次をどうぞ!!

 

 

 

 

進化心理学とは?

人の脳と心は、「自然淘汰による進化」によって作られた。

 

生命にとっての最優先事項は繁殖である。つまり、より繁殖しやすい性質が残った結果、今の私たちの脳と心ができている。この観点から、脳と心の目的を説明してくれる。

 

見逃せないポイントは、人の脳の進化はだいたい1万年前までに終わっているということ。つまり、一万年前までの環境に合うように、わたしたちの脳は作られている。

 

進化心理学の雰囲気は、ざっとこんなところ。

 

配偶者選び、結婚、家族、犯罪、社会、宗教と紛争など、あらゆるテーマを進化心理学はシンプルに分析することができる。

 

 

 

 

誤解されやすい進化心理学

注意が必要なのは、進化心理学はいろいろな誤解を受けやすいこと。

 

いろんな記事を参考にしてみてほしい。

 

従来の心理学や脳科学は,A子さんの恋心について,至近要因(発達とメカニズム)から考えることを重視していました.これに対して進化心理学は,同じA子さんの恋心を,究極要因(適応と系統発生)から考えることを提案しているのです.

進化心理学で言えること・言えないこと(早稲田大学文学部教授:福川康之) #その心理学ホント?|「こころ」のための専門メディア 金子書房

 

ある行動がどのような機能のために進化したのかに関する究極要因の説明と個体にその行動をとらせる至近要因の説明が混同されてしまうのである。

UTokyo BiblioPlaza - 進化心理学

 

進化心理学5つの誤解|小田亮

 

進化論についてよくある13の誤解|Kodai Kusano

 

 

 

 

 

 

このブログ全体のガイドライン 知の歩み

 

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読書記録・本紹介

 

 

言ってはいけない 残酷すぎる真実

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ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。

この社会にはきれいごとがあふれている。人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない――だが、それらは絵空事である。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外ではなく、美人とブスの「美貌格差」は生涯で約3600万円もある。また、子育ての苦労や英才教育の多くは徒労に終わる……。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が次々と明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、遺伝、見た目、教育、性に関する、口には出せない「不愉快な現実」を今こそ直視せよ!

 

 

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紹介の一冊目はかなり有名な一冊。

 

やや主張が分かりやすすぎる気もするが、重大なテーマを紹介してくれる。進化心理学の基本的な成果を感じられる。

 

興味を持った人の一冊めとして、好奇心を満たせるはず。

 

橘玲さんの本は進化心理学を扱ったものが多い。彼の本を数冊読んでから、ちゃんとして教科書へ進むのがやり易いだろう。

 

 

 

女と男 なぜわかりあえないのか

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●「美女はいじわる」は本当だった!?
●男は52秒にいちど性的なことを考える
●女は純愛、男は乱婚?
●女の8割は「感情的な浮気」に傷つく
●男のテストステロン・レベルは女の100倍
●女は合理的にリスクをとる
●父親の10人に1人は知らずに他人の子を育てている
●女は身体が感じても脳は感じない
●男は「競争する性」、女は「選択する性」

 

 

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こちらも橘玲さん。

 

キャッチーな内容とタイトル。

 

入門書として楽しめるはず。

 

男女差別問題を考えるためにも、進化心理学の成果は欠かせないよね。本当は。

 

 

 

 

 

ぼくは愛を証明しようと思う。 藤沢数希

 

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こちらも有名な一冊。

進化心理学を恋愛を通して実感する。

 

この本が扱うテーマは普遍的。そして、ある程度効果がある。

 

それはなぜか?

 

進化心理学という科学をベースにしているからだ。

 

批判も多いからこそ、ぜひ読んでほしい一冊。

 

 

 

 

 

 

 

進化心理学から考えるホモサピエンス

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男は繁殖、女はリソース
すべては自分の遺伝子を後世につなぐため

わたしたちの脳と体には、太古の昔に育まれた使命が組み込まれています。その影響は、人生設計から日々の意思決定まで、すべてにおよんでいます。恋に落ちる、夫婦ゲンカをする、お気に入りのテレビをみる、夜ひとりで歩くのが怖いと感じるたびに、わたしたちは独自の進化を遂げた「ヒト」として行動しています。なぜ神経外科医は男性が多く、幼稚園教師は女性が多いのか? なぜ女たちはダイヤモンドに目がないのか? なぜ男性政治家はセックススキャンダルでキャリアを台無しにするのか? なぜ、どのようにして私たちは恋に落ちるのか?――これらすべては本能からくる欲望に直結したもので、1万年前のわたしたちの先祖と本質的にはまったく変わらない行為です。

進化心理学は人間の本性を扱うサイエンスです。本書では、二人の進化心理学者が、最新の研究の成果を用いてヒトの心理メカニズムを紐解いていきます。わたしたちが生きていくうえで直面する出来事――配偶者選び、結婚、家族、犯罪、社会、宗教と紛争――を項目ごとにわかりやすく解説。日常のあらゆる領域にみられるひと筋縄ではいかないさまざまな問題、そしてこれまでタブー視されていた過激な問いかけも、進化心理学の視点を用いてクリアにしていきます。素朴な疑問から、非道徳的な事項、残酷な要素もあえて提示した本書は、これまでの常識をくつがえす真実をシンプルで読みやすい文章で紹介していきます。本書を読むことで、人間の本性についての観念が180度変わります。

 

 

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読みやすい入門書。

 

 

 

われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略

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炎上、フェイクニュース、格差社会…ヒトの残念な習性は太古から備わる生存戦略が理由だった!?

数百万年前から続く人類の「心の進化」をひもとき、現代人の幸せのヒントを提示する話題の書!

人類は、絶望に突き動かされ発展した。

われわれの進化した心理は、幸せとそれを追い求めることと密接に絡み合っている。つまり豊かな暮らしを送るということは主として、進化の命令にしたがうということなのだ。
――本文より

気鋭の心理学者が明かす人間の「進化と幸せ」の知られざる関係――

進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略
○ホモ・サピエンスの生き方に現代で一番近いのは、マフィアや麻薬カルテルである。

○心の機能が生まれてからほどなく、人類がはじめて嘘をついた日が訪れた。
○暴力レベルの高い文化では、礼儀正しさのレベルも高いことが多い。
○われわれが遠くの人より近しい人の成功を妬む理由とは?
○IQの高さは必ずしも仕事の成功につながらない。
○多く人が自分のルックスを「実際より20%増し」で考えている。
○自信過剰は対人関係に大きな利益をもたらす。
○情報収集が偏っていればいるほど、人は説得力を増す。
○偉大なイノベーションを起こす人ほど〝非リア充〝である。
○ヒトは未来に目を向けて現在を無視する傾向がある。
○なぜわれわれは「いつも」幸せでないのか?
○高齢になってからの孤独は喫煙よりもはるかに危険である。
○「モノよりコト」が理にかなっている理由とは?
○過度の幸せは経済的な危機につながることがある。
○男子はなぜリスクを冒すのか?
○危険な男は女子にもてる?
○出会い系サイトで出会ったほうが離婚しない?

 

こちらも進化心理学のちょうどいい入門書。話題が豊富。

 

 

 

 

心の仕組み スティーブン・ピンカー

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進化心理学と言ったら、ピンカーを読もう!!!

本格的な入門書。

 

 

 

 

人間の解剖はサルの解剖のための鍵である

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こちらもとても楽しめる本。

進化心理学から人工知能、SFまで、話題が豊富。

人間を考えるためのさまざまな成果。

 

 

 

人間本性を哲学する

 

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「生まれつき」は存在するか?
哲学史上もっとも危険かつ複雑な論争のゆくえ
人間の合理的な営みの根源を成す、知能や言語能力、推論や数学の知識は、生まれつきのものなのか、それとも環境によって書き込まれたものなのか。複雑かつ神秘的な人間の心の仕組みをめぐって、ときに政治や道徳を巻き込みながら激しく交わされた論争の歴史を丁寧に解きほぐし、「人間本性」という哲学史上の壮大な謎に迫る、俊英による挑戦の書。

 

かなりおすすめ!!

 

数学と本性についても扱っているところが好き。

 

 

 

 

知能のパラドックス

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「オカマの人って、なんとなく頭の回転がはやくない?」「できるビジネスマンって、どうしてジムに通うの?」「一流の人って、なぜかみんなクラシック音楽が好きだよね」「マスコミって、どうして保守政権を目の敵にするの?」――ふだん誰もがうすうす感じているこれらの疑問に、明確な解答を与えてくれるのが進化心理学である。進化心理学は、人類が類人猿から進化する過程で獲得した新しい能力、すなわち「知能」の正体を解き明かしてくれる。
本書は英米における全国規模の調査結果をもとに、IQと生活習慣の因果関係を論じている。その結論は、IQの高い人ほどリベラリズム、無神論、一夫一婦制、夜型生活、同性愛、クラシック音楽を好むという衝撃の事実であった。一方で彼らは、結婚したり、親になったり、友達を作るといった人生で一番大切なことが上手くできない。
なぜこうした知能のパラドックスが起こるのか? 知的興奮に満ちた一書。

 

あー確かになあ、という納得を得られる本。

 

 

 

 

人はなぜだまされるのか 進化心理学が解き明かす「心」の不思議 

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心の機能は遺伝し、進化する! 壁のシミが幽霊に見えたり、噂話を信じやすかったり、記憶力はチンパンジーに劣ったり……。そんな人間の「愚かさ」は、高度に進化した認知機能ゆえの副作用だった。心の動きを生物進化に基づいて考える今注目の進化心理学の最新知見から、人間特有の心の本質を解き明かす。

 

 

 

 

 

遺伝子の不都合な真実

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行動遺伝学の入門書。

遺伝子がどのようにわたしたちを規定するのか。

科学的な言い方をできるようになろう。

 

 

 

 

したがるオスと嫌がるメスの生物学 昆虫学者が明かす「愛」の限界

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近年、世界中で新発見が相次ぎ、進化生物学界で論文が急増中のテーマ「性的対立」。この分野の国内第一人者である昆虫学者が、四半世紀以上の長きにわたる自身の研究成果を紹介しながら、進化生物学の初歩から驚きの最新知見までを明らかにする。より多くの精子をより効率的にばら撒きたいオスと、より質の良い精子を厳選したいメス。そんな繁殖戦略の違いによって生じる「性的対立」と「対抗進化」の世界を、著者は昆虫学の目で問い直す。受精、つまり「愛の成就」に最も重要な決まり手とは何か。われわれ人類の求愛行動への示唆にも富んだ、目からうろこが落ちる一冊。 【目次】はじめに/第1章 ドーパミンが生き方と求愛を決める/第2章 がんばるオス/第3章 オスががんばるとメスはどうなってしまうのか?/第4章 そして「性的対立」が生じる/第5章 愛の最終決定権を握っているのはメスである/第6章 愛はタイミングで決まる/第7章 オスとメスの決別/終章 性的対立とは何か?/おわりに/参考文献

 

 

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これもおすすめ!!!

 

昆虫学者という目線が新鮮。

 

けど、やっぱオスとメス。

 

 

 

 

残念な「オス」という生き物

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・第1章 生物界は「残念なオス」だらけ!?
男女の役割が激変する日本の社会
なぜ、男は自殺率が高いのか?
もともと動物であったことを忘れてしまった人間
完璧を目指すよりまず終わらせろ
ひたすらモテるために美しく進化したオス
「騙したもの勝ち」のオスとメスの熾烈な世界
メスのわがままに翻弄される生物界のオスたち
すべてのオスは食料品である。
芸術はモテるためにあるのか?
「芸術的センス」と「セックス」の関係
性淘汰における勝者と敗者
モテるためなら命も削る


・第2章 人類が選択した「一夫一妻制」の臨界点
「一夫一妻制」が人間を生んだ?
人類はなぜ一夫一妻の道を選んだのか?
自分の子どもが殺されないための秘策
イクメンが一夫一妻制を生んだ説
結婚制度でがんじがらめになった現代人
コウノトリの三角関係
もともとは「障害」を意味した「絆」という言葉
性器の常識を覆したトリカヘチャタテ


・第3章 オス不要論
「清潔志向」が生物をメス化させる
精子減少の謎を解く
ひたすら求愛し続けたオスの非情な運命
あまりにも悲惨すぎるオスたち
考えられないほど残酷なトゲオオハリアリの最期
なぜ男が不要になってきたのか?
もうすでにオスという性を失ってしまった生物たち


・第4章 残念すぎる「人類」という生物
──オスもメスもみーんな仲良く絶滅する説
同一規格化された家畜はまっさきに絶滅する
こうしてサナダムシは絶滅した
『レッドデータブック』に寄生虫の名を
生物の歴史は絶滅の繰り返し
大量絶滅の後に起こること
もし人間がいなくなったら、地球はどうなるか?
もし人間がいなくなったら、地球はどうなるか? その②
豚なら4頭、サンマなら3041匹
──人間は年間どれくらい食べるか
イースター島から学ぶ絶滅のシナリオ
〝世界の終わり〟まであと2分

・第5章 人類の絶滅を回避する意外な方法
チンパンジーとヒトの遺伝子は99%同じ
人間より優れているチンパンジーの記憶能力
言葉を手に入れた人間が失ったもの
言葉を得た人間はどこへ向かうのか
チンパンジーは絶望しない

 

 

 

 

なぜ今、仏教なのか

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社会はなぜ右と左にわかれるのか

 

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リベラルはなぜ勝てないのか?

皆が「自分は正しい」と思っているかぎり、左派と右派は折り合えない。
アメリカの政治的分断状況の根にある人間の道徳心を、
進化理論や哲学、社会学、人類学などの知見から多角的に検証し、
豊富な具体例を用いてわかりやすく解説した、全米ベストセラー!

気鋭の社会心理学者が、従来の理性一辺倒の道徳観を否定し、感情の持つ強さに着目。
自身の構築した「道徳基盤理論」で新たな道徳心理学を提唱する、注目の一冊。

 

 

 

 

 

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